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KUONのブログへようこそⅡ

Archive2019年02月 1/2

「冷たい夜に一人」

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何度も棲み処を変わりました。ひとりでの暮らしに慣れ、朝から夜までの過ごし方に自分流の好みが出てくると、もっと一人になってしまいたくて、住まいを変えたりしました。東京や名古屋や岐阜県の高山、長野、もっとあったような。名古屋市内の母親の家には、基本、出入りを禁じられていました。時には夜、帰りました。泊っても朝には出て行くのだと思うと億劫で、外へ呼び出して昼ご飯を一緒に食べたりしました。母は小食で、必ず...

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別れのサンバ

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どこへ行っても何をしても怖かったのです。それなのに世の中に飛んで出てしまい、とにかく怖かった。今では伝説の、と称される、渋谷にあったジァンジァン。平気では入って行けませんでした。東京には知人も友人もいなくて、街の様子も電車の路線もまったく分からなくて。わからないんです、と言うことは恥ずかしくなかったので、言ってもいい相手にはそうと言って、教えてもらいました。編集者という職業の方に、何人も、甘やかし...

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さういへば2・26

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   「濁流だ濁流だと叫び流れゆく末は泥土か夜明けか知らぬ」   「暴力のかく美しき世に住みてひねもすうたふわが子守うた」うたの師がお好きだった「斎藤史」という歌人のうたである。斎藤史も私の師も、すでにこの世におられない。 「二月廿六日、事あり、友等、父、その事にかかわる」。2・26事件の起きたその時、若い母親だった史が記した一文。陸軍将校だった父・斎藤瀏(りゅう)は叛乱ほう助罪に問われ禁固刑に。...

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「おう、帰ったか」

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養父は厳しい人だった。私にもケジメを要求した。高校を卒業するにあたり、学寮で一緒だったほとんどは、進学を決めていた。私は進学しなかった。したい気持ちはあったが、私には学問をつけさせたくないと養父は言った。「女の子というものは、家に大根と人参のしっぽがあったら、これで皆に美味しいものを作って食べてもらおうと考えるものだ、それで幸せになれるのだ、お前はヨソむいた思考を持っているから先行きが不安だ、きち...

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天皇のお言葉

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今日は他のことを書きたかったのですけど、一応。在位30周年の式典なる行事をしてもらわれた天皇さんが過去にあったかどうか、存じませんが。今上天皇が読み上げられた原稿の最後の、「ここに改めて わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」この部分を、唯一肯定的に。天皇らしいお言葉として聞かせていただきました。ここだけでいいのではないですか。...

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寄り添わないでねナルちゃん私に。

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今日は墓参り、姑詣で、その他あれこれ疲れた~ですけど、テレビを観る時間が無かったのでよかったです。59歳におなりになったという皇太子さん。私はそれを欲しておりません、勝手に(国民に、だとか言って)寄り添ってしんぜよう、なんて、おほざきにならないで下さい。ぜんぜん望みませんので、こっち向いてあげたりなさらないで下さい。帰宅してひらいたパソコンの画面で、パジャマで寝起き然とした子どもおっちゃんの顔見て...

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如月のうた。

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     白萩 の詠める・冬空に欠けなき月ののぼり来て星見えぬなかきりり耀う・新品の赤ハイヒールをおろす日はなんとはなしに心浮き立つ・幼な子の面差し母堂へ生き写しにて健やかにとぞ祈りたりけり               [成田屋襲名披露] ・みずからの時の苦労は忘れしや 咳しただけで「悪阻!?」はやめて               [母への苦情]・「結婚は?」終われば「赤ちゃんは?」の質問 いなすも...

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脱線・竹山

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太鼓の音が聞きたい。和太鼓ならなお嬉しい。中学、高校と、吹奏楽の盛んな学校だった。何かあると吹奏楽、だった。きらめく管楽器もよかったが、大きいの小さいの、太鼓の音が好きだった。クラスではおちゃらけているフツーの男の子たちが、ぴしっと制服に身を包んで、姿勢ぱりっと視線はまっすぐに歩きながら楽器を演奏して行く姿は、まぶしいと同時に、女の子には許されない世界を見せつけられているようで、悔しい気持ちもあっ...

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如月のおべんきょう、ここまでです。

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続けてまいります。この色は詠草。詠み人さんのお名前はこの色。前書きや詞書やメッセージの色です。KUONが書いている部分です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     アルジェリマン冬晴れの土曜日の午後 音立てて重機ひとりで枯れ田埋めおりこの作者らしい、硬質な風景画ともいうべき世界がよく見えま・・・す、と言いたいけど。「重機ひとりで」は、重機が一人で・・擬人化で、重機さんが...

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如月のおべんきょⅡ

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続けます。この色は詠草。詠み人さんのお名前です。詞書とか詠み人さんのメッセージとか。この色はKUONが書いている部分です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     まめはな・食べかけのりんごを高く投げ上げる地球を宙(そら)に放るごとくに青い空にりんごの赤い色、きれいでしたか。・苛立ちて度々怒鳴る弟をさらりとかわす我が知恵哀しその「知恵」は、生きているた...

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