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返事の中までKUONです。
 お菓子も「水無月」

今日は「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」の日です。

あちこちの神社では、フツーの人も気軽に参加できる「茅輪(ちのわ)くぐり」の茅の輪が用意される・・ということですが、こちらに来て未だ、茅の輪をくぐる機会に恵まれません。

それをくぐれば罪穢れを祓って無病息災を祈ることが出来る、というのですけど。まあ、煩悩もない事には、うたも面白くないかも。

おととしまでは長い間、派手派手しくは名を知られぬ古い小さな神社の、白い美しい大人しい神馬のいる境内へうかがって、8の字に茅の輪をくぐって、夏の行事をひとつ終えた気になっていたのでしたが。

今年は、そして今日は、そんな時間、雨がざあざあ、風がびゅうびゅう、出かけて行ける気になりませんでした。

その代わり、と言ってはナンですが。

水無月、という名の和菓子をいただきました。

外郎(ういろう)の上に、小豆を甘く煮たものがびっしりと乗せられて蒸しあげられ、三角形に切り分けた和菓子。

京都が発祥と聞きますが、そんな、凝った感じのものでないです。土台の外郎(ういろう)は名古屋でよく食べられるもので、馴染んだ味。

で、今年もいただきました。ササッと,なんちゃってでたてた一服をお供に。

水無月は6月だけの和菓子だとは、気にしないで食べ続けていた歳月のなかの、ある時に知ったこと。それが和菓子屋さんに並ぶのは6月だけのようだ、とも。。

6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」の日に食べる、和菓子。

お菓子の世界も奥深いものだと、いろとりどりの季節のお菓子を、眺めて歩くのも、デパートへ行く楽しみのひとつ。めったに和菓子も買わないし、デパートでゆっくりすることの少ない日々ではありますが。





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 *  分類 : ことばのたのしみ
自動通知機能 : -  *  伝言 : 4  *  記事編集  *  2019年06月30日(Sun) 20時23分
 淡くかなしきもののふるなり

乳母車
                           三好達治


母よー
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花(あじさい)いろのもののふるなり
はてしなき並樹のかげを
そうそうと風のふくなり
時はたそがれ
母よ 私の乳母車(うばぐるま)を押せ
泣きぬれる夕陽にむかって
轔轔(りんりん)と私の乳母車を押せ
赤い総(ふさ)のある天鵞絨(びろうど)の帽子を
つめたき額にかむらせよ
旅いそぐ鳥の列にも
季節は空を渡るなり
淡くかなしきもののふる
紫陽花いろのもののふる道
母よ 私は知っている
この道は遠く遠くはてしない道


 *  分類 : 言葉の喜び
自動通知機能 : -  *  伝言 : 8  *  記事編集  *  2019年06月27日(Thu) 09時04分
 信じたいために
近畿地方ようやく梅雨入りとのこと。こんなに梅雨を気にしたこともなかったです(笑)。住まいの周囲の、樹や、木や、紫陽花の花アガパンサス、みんな、ぐったりしていて、ひそかにドキドキしていまして。

今日は完全にヒマを楽しんだ日で。

二十世紀の真ん中の年に生まれた私、中学生でビートルズに出逢い、高校までそれを聴きつつGSにお目目になり、一番夢中になりやすい年頃で、学寮では一人一台、ほぼ全員が小さなラヂオを持っていて、二段ベッドの中でそれぞれ、聞きたい音楽を聴いていたのでありました。

二十歳前後に周囲にあった音楽は、ほんまそれぞれ。

今もすごかったなあ、と思い出すのが「ジャックス」というバンド。中央にいた早川義夫というシンガー。

今日。パソコンぱかぱか叩きながら探し出して、聴いておりました。

「ラブ・ジェネレーション」。「堕天使ロック」。

このバンドは、私も世相に合わせて持っていた(笑)アコースティックギター・・・ギブソンでした・・・、持っていたからコード進行いくつか覚えて、ナカマ集まってリラリラ弾いていた、弾いているつもりで歌詞をのっけていた、「サルビアの花」などという名曲をも出していたのでした。ハモると、あたしたちけっこう・・・うっとり・・・って世界に、酔っぱらうこともできた。

(Fのコードは押さえられないまま。)

その「サルビア」以前に、ワタシの、ハートに、入りこんで来た歌詞。ラブ・ジェネーション。

<信じたいために 親も恋人も すべて あらゆる 大きなものを 疑う~のだ~> 

ごび~~~ん。ノックアウトされたのでした。そうだぁああああ。

そうだったのか、それでいいのか、私のままでいいのかああ。

毎日まいにち、聴いておりました。周囲の、大人やセンセイやがおっしゃることを、実に多い機会、えええ? どうして? そんなん思われへん、と、しごく素直でまっとうであった自分、ゆえに何でも横目で見ないではいられなかった自分への、許し、回答のような気分だったのでしょうね・・・昔の自分の、ホントのところなんて測りようがないのではありますが。

同じような感じ方をしている人間がいる、ということは、救いだったのでございました。

今も、疑いやすい自分でおります。


会おう会おう詐欺とか死んだ死んだ詐欺(あくまで仮称、どんな被害を被らないにせよ)あれまあ、それ信じはりますか、まあなんと、ワタシはあちらへ去りますわいなあ、ほな、さやうなら、と。そんなことも、あったりしますね。すらっと信じればいいひとでいられるかも知れないのに。

ふん、と匂うと、疑わざるを得ない。グレーゾーンにもしておけない、難儀なタチです、きっとね。

NSPというグループがかつていて

ひとのこころは悪いいたずら
 愛は心に書いた落書きさ」


などとも歌っていた・・間違っているかも、すみません。ふと耳の奥にメロディが来たんです。

とにかく。「堕天使ロック」のイントロ、だかだんだんだんだんだかだんだんだん、に、心、鼓舞されて、いんちき嘘つき勝手だけれどぉ、騙され上手はご愁傷様、、ワタシはワタシの道を行くぅ、と。何してもいい、寄ってこないでね~、と。

時に一人で静かにぐずっておる、そんな日もあります。うふふ。なのかな。






 *  分類 : 言葉の喜び
自動通知機能 : -  *  伝言 : 5  *  記事編集  *  2019年06月26日(Wed) 15時40分
 水無月もうたに満ちて

六月、水無月の「みんなのうた」まとめさせていただきます。

彩とりどりのブーケのように、それぞれの方がそれぞれ素敵なおうたをお寄せくださって。嬉しいです。

今年も、これで半分が終わる、ということですか。詳しくはないシャンソンの、心に住みついているあの歌。

「人生は過ぎゆく」。

そう、人生は過ぎゆく。きちゃないこともものも、忘れてしまおう!。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     KUON の詠める

・かの映画「血と骨」ラストの表情を憶はするビートたけしの離婚

・つやつやのうすくれなゐのさくらんぼ小さきパックを購ふ太宰の忌

・ゆふべ見し硝子の風鈴をまなうらに顕たしめ清き音おもひゐつ

・星々の触れ合へるごと鳴りゐたりガラスの風鈴ゆふべの風に

・好もしきコーヒーの香よ卓上に吾が誕生花の薔薇ほぐれそむ

・鋭(と)き棘を除かずをかむいにしへより薔薇は棘もつ花なればゆゑ

     おてもやん の詠める

○雨あがり尾道駅より坂登りあじさい寺で深呼吸する

     おおやま よしの の詠める

   英語がご堪能な皇后様を拝見して。

・いえすいえす おーいえすいえす おーいえす
音出ないから 国民騙せる

・どうですか? よく眠れたの? なに食べた?
質問してりゃ 話せるワタシ

・話せると アピールするのに 夢中なの
五月蝿いナルを 無視してしゃべる

     かりそめ の詠める

*ひとり行く夜道に人の群れ座る足を止めれば紫陽花の毬

*知らぬ地の住所濡らさば届かざらむポストを傘に入れ投函す

*電飾のやうに杏の実が灯る落ちても割れぬ小さき(ちさき)電球

*先生に杏林を教へしは去年(こぞ)のこととは 月日は速し

*画面には「俺の知らない俺」なんて素敵な歌を歌ふ青年

      <友よ>

*友人の夫を名乗る人の声黒雲のごといやな予感が

*わたしが先に逝くと言ったのに先に逝っちゃうなんて 戻ってきてよ

*インドでは最後に飲んだラッシーでみごと六人お腹こわしたっけ

*六人で計五百歳生きようとあなたは言った旅の途中で

*歌うたいハープを弾いて待っててねひとりふたりと後を追うから

   <日常>

*郷里へと走る列車の速きこと馴染みの駅を次々通過

*外出のあとの二日はいちにちの大半眠る命かばひて

*と言ひつつ怠け病かもしれざると心ひそかに疑ひてをり

*不眠症六十年もかこちしに病ひ得てより眠りに眠る

*あそこまでセンスわろきも珍しや皇后とやら返上すべし

     温泉郷 の詠める

哲学の道を歩めば水の面に蛍光れり声を潜めむ (旧仮名)

音もなく蛍舞ひをり幽かなる光のリズム命を刻む (旧仮名)

観光の外人席を占領す通勤中の我らは立ちて

京都にもじょーこーごーが現れた未練がましく報道させて

     黒猫アビ の詠める

 ・雨の中紫陽花の花いきいきと
  散歩の足を止めてながめる

 ・部屋内の温度と湿度確認し
  暮らす梅雨時身体にこたへ

 ・窓開けて雀のさえずりききながら
  その日の予定のんびりこなす


・夫といく出雲大社と伊勢参り
  並んで拝す念願叶う

 ・晴天の出雲大社に誇らしく
  はためいていた大きな国旗

 ・石段を我のうしろをゆっくりと
  登すれる夫に黙し感謝す

 ・縁ありて世代をこえた慰労会
  若き人との会話は宝
 
     ギボウシ の読める

   (20年余り、ベランダで鉢植えを育てています。水やり以外の世話は
   ロクにしてきませんでしたが、毎年5月に艶やかな姿を見せてくれていたのに、今年は…)

   ベランダの鉢植えに国の象徴を重ねて)


- アマリリス 越冬しくじり 花咲かず 全て見直せ 土も器も

   (新幹線の車窓より都心のビル街を眺めて)

- 耐震が 制震 免震と進化して人は守られ どこへ向かわん

   (アマリリスその後)

- 咲かずとも 肉厚の葉は 空に伸び 来る年に力 蓄えんとする

- 水無月に 横殴りの風 打ち付けて 葉の倒れおる そのままにする

     アルジェリマン の詠める

   散歩中に、いろいろな鳴き声が聞こえます。
   その鳴き声が楽しかったり悲しかったり、
   いろいろに聞こえます。


甲高き鳴き声追えば巣立ち雛 力の限り母鳥を呼ぶ

田植え待つ水田に映る灯火や 遠く近くに蛙らの鳴く

悠然とシラサギ歩む水田に風の冷たし蛙静まる

突然の雨に濡れるも家ごとの紫陽花の色確かめつつ行く

遠雷の止みて降りだす雨音に犬はおびえて立ちすくみおり

足元を燕飛び去る夕暮れに子猫らの声母猫いずこ

子猫らの姿わからず立ち去りて雨よ降るなとその夜願う

     selala の詠める

・柔らかき 雨のリズムを 聴きながら 眠りの前の 琥珀の一杯

・憧れる 空を映した 彩と 露をまとって 紫陽花の花

     まめはな の詠める

・道端の木の鈴生りの枇杷の実の花束の如し明るき朝(あした)

・枇杷の木を見て思い出す童話雑誌「びわの実学校」今も続けり

     白萩 の詠める

・もう飛んでいる今年の蚊 夜更けまで我眠らせず夫(つま)に討たるる     
                              [初夏の夜]

・蛍火のひとつまたひとつ増えゆきて宵から夜へうつる頃かな。     
                              [蛍狩り1]

・何やらにかなし蛍火 亡き人の魂(たま)の現(うつ)し身ゆえなりけるか
                              [蛍狩り2]


・腕に抱く子猫の温(ぬく)し 飼いたくも思い留まる転勤族なり
                              [夫実家の飼い猫1]

・ひたすらに子を慈しむ母猫は子を虐げる人より尊し
                              [夫実家の飼い猫2]

・子を疎む人には授け子を望む人には授けぬ神とは何ぞ
                                            [神の采配]

     かげろう の詠める

   3月に福井県を旅行しました。
   平泉寺白山神社は印象に残りました。


越前の苔むす階歩み来て古き社に柏手ひびく (旧仮名)

神おはす浄き御山をあふぎみる白き頂まばゆくぞみゆ (旧仮名)

   家庭菜園で収穫しました。

アスパラガス土押し上げて伸びてゆく力の強さよ羨しと思う

     玉兎と茜馬 の詠める

紫陽花を模した和菓子を食べたいと思う幾年たとえばゼリーの

     天上の青 の詠める

新しい御代を跨いであの世へと
続く道は穏やかであれ

     あさがほ の詠める

 令和てふ文字の在り処は知らざりき万葉集に出逢ひし十六の夏

 目覚むればうつつに戻る寂しさにほどき物して明かす短か夜

 とりどりにみごとな生のかたちして枝剪りがたき六月の薔薇

     素ももも の詠める

暦見る第三週目の日曜日来ない祝いに泣けてくるなり

     パール の詠める

☆そもそもが持ってたのかと苦笑い
 やる気スイッチまだ帰らない

☆ノンアルと思いっ切りのため息と
 彩りのないやさぐれタイム     


☆スーパーのプリンの見舞いで破顔する
 そんな貴方が友で良かった

☆心に鋼をまとわせて過ごそう
 私はそんなに弱くないはず       <言い聞かせ>

☆若葉見て胸の奥から痛みくる
 戻らぬ若さ感じるからか

☆雨は未だ水無月の花あじさいを
 花屋で買うはいつも紫


★出た出たと月やお化けじゃあるまいし
 恥晒すなら出なくて結構       <下こうごうサマ>

★不躾も不様も不備もれーわ流
 民が恥ずかし終われよれーわ

     こぶ の詠める

   歌はなかなか作れずにいましたが、
   どっちらけの代替わりを横目で見て過ごしております。


*グループのゴタゴタさえも楽しげに
話して明日から修学旅行

*我が祖先殿から名前を賜った
旅の社で昔話聞く

*萩焼きのコーヒーカップ撫でながら
ユニクロワンピで1日過ごす

     わすれんぼ の詠める

亡き犬の駆け寄りてくるフォトありて 愛しき日々をしばし思いぬ

店先にパン焼く香りあふれ出て 散歩の君を中へと誘う

無邪気なる黒き瞳の輝きて 遊べと誘う愛らしき君

   (我が家の長男と長女(故犬)、そして次女の歌です。)

****************

花の家たれかそう言う我が家なり 心の隙間埋めて花満つ

人生の終わりの時が近づきぬ そんな気がする穏やかな午後

何もかもどうでもよくてただ茫としていることの安らかなこと

フランスのいと可愛らし童謡はなにやら不思議まじないのよう

****************

あの婆の肥大したエゴ詰め込んだ引っ越し荷物運び切れぬか

なるほどね摂政という実務では目くらましする道具が足らず

芋基地を“鮮烈デビュー”と絶賛す 腐れメディアよ恥を知らぬか

     ゴネコ の詠める

   電車で降りる駅で降りられませんでしたっ!

「このお菓子おとうと食べた」一言が嬉しくもあり寂しくもあり

日の本の言葉を自在にあやつりてピーター・バラカン ラップを語る

ブログ主亡くなりましたお知らせにただぼんやりと画面を見つめる

三人で水遊びの日思い出す夫逝きて後七度目の夏

                  



 *  分類 : みんなのうた
自動通知機能 : -  *  伝言 : 6  *  記事編集  *  2019年06月25日(Tue) 13時25分
 ラストどす
雨の降らない関西に住み、わたし自身がからっからに乾いていまして、おうたもあまり出てこない、ひとを疑って横目でじろおり、もそっと元気を出したいもの。

続けます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     パール

☆そもそもが持ってたのかと苦笑い
 やる気スイッチまだ帰らない

同病相憐れむ、とか言うのでしょうか。わたくしのスイッチも、まだ帰りません。やれやれ。

☆ノンアルと思いっ切りのため息と
 彩りのないやさぐれタイム  

BGMがよござんすねぇ。あの透明感をやさぐれの友に。ナイスですわ。おうたの話としても、こういうのも、いい。と強く思いました。ノンアルが、なんとも。

👈の文字、↑ の「ノンアルと」のおうたに付いているはずなのに、何度し直しても消えてしまう・・・?。ここにそれを記させていただきます。「 👈の文字」。いま書いたのに、ブログ面にその文字が出て来ません。なんぜなのか。ともかく、ごめんなさい」BGMは米津玄師さんなのだそうです。米津さん。


☆スーパーのプリンの見舞いで破顔する
 そんな貴方が友で良かった

その「友」さんもあなた様をそう思っておいででしょう。

☆心に鋼をまとわせて過ごそう
 私はそんなに弱くないはず  <言い聞かせ>

・・・・・・

☆若葉見て胸の奥から痛みくる
 戻らぬ若さ感じるからか

いいおうたです。普遍的で、実感もある。「痛みくる」は、痛んでくる、なのか痛みがくる、なのか。いささかあやふやでありますが、このままにしておきましょうか。

☆雨は未だ水無月の花あじさいを
 花屋で買うはいつも紫

そちらでも雨、まだですか。まこと水無月、なのか。

自分の好みを、聞かれてないけど書きます、ピンクがかった紫陽花に、親しみが湧きません。


★出た出たと月やお化けじゃあるまいし
 恥晒すなら出なくて結構  <下こうごうサマ>

どう思われてもゼンゼン平気、なあのお方。つくっづく見たくないです。

★不躾も不様も不備もれーわ流
 民が恥ずかし終われよれーわ

後半のリズムがすてき。みんなでショーワしたいレーワ、はい、ご一緒に、

 民が恥ずかし終われよれーわ  あ、どんちゃかどんちゃか。


     KUON

・つやつやのうすくれなゐのさくらんぼ七こ入りパック購ふ太宰の忌

・ゆふべ見し硝子の風鈴をまなうらに顕たしめ清き音おもひゐつ

・星々の触れ合へるごと鳴りゐたりガラスの風鈴ゆふべの風に

・好もしきコーヒーの香よ卓上に吾が誕生花の薔薇ほぐれそむ

・鋭(と)き棘を除かずをかむいにしへより薔薇は棘もつ花なればゆゑ

     こぶ

   歌はなかなか作れずにいましたが、
   どっちらけの代替わりを横目で見て過ごしております。


*グループのゴタゴタさえも楽しげに
話して明日から修学旅行

いいですね、修学旅行。弾んで出かけられたのですね。

*我が祖先殿から名前を賜った
旅の社で昔話聞く

「旅の社で」が眼目の一首。身内の中のはなしでない所が。ゲコーゴーさんには縁の無い経験、ということですか。

*萩焼きのコーヒーカップ撫でながら
ユニクロワンピで1日過ごす

なにか面白い。撫でながら、ね。もしかして、とっても気に入っちゃって、頑張って手に入れられたのか。ユニクロ、気軽でよろしいかも。

     わすれんぼ

亡き犬の駆け寄りてくるフォトありて 愛しき日々をしばし思いぬ

あんなに大好きだったワンコ、人間のきもちも分ってくれた優しい目、でも今はもういない。わかっているけど、つい、ふと、しばしば、一緒だった日々を、想ってしまう・・・

店先にパン焼く香りあふれ出て 散歩の君を中へと誘う

無邪気なる黒き瞳の輝きて 遊べと誘う愛らしき君

(我が家の長男と長女(故犬)、そして次女の歌です。)

思い出が、少しの油断で(おかしな言い方でごめんなさい)溢れ出て来てしまわれるのでしょうね。

****************

花の家たれかそう言う我が家なり 心の隙間埋めて花満つ

花の家。なんてすてきな、そのお家。

人生の終わりの時が近づきぬ そんな気がする穏やかな午後

何もかもどうでもよくてただ茫としていることの安らかなこと

フランスのいと可愛らし童謡はなにやら不思議まじないのよう

中途半端な感想は言えません。こんな風にこういうことを詠めるのも、いいなあ・・・。

   すっかり体調を崩して1か月以上、体をだましだまし生活しております。
   ちょっと無理してしていたことはできなくなって、これからどうなることか・・・


****************

あの婆の肥大したエゴ詰め込んだ引っ越し荷物運び切れぬか

引っ越しが、荷物の準備のできていなくて遅れている、と読んだ時、どんだけだらしないんや、と、口に出てしまいました。自分らの仕組んだ勝手な退位、何もかもわかっていたはず、ごり押しも好きなだけ、そして、あの婆さんの荷物が片付いていない、ですと。自分で段ボール組み立てるわけでは無かろう。無計画に増やしに増やした、誰にもおさがりに出来ないヒドイ服の山。誰ぞに命じることも叶わぬか。

どこまでだらしの無いばあさんだ。前回の(?)引っ越しは、2トントラック100台だった、今回はもっとあると。

だだくさに積み上げられた服の中で、服雪崩に覆われてもがけばいいのに、など、思ってしまう私です。周囲の方たちも、何してお給料もらっているやら。恥を知れ・…無理なんですよねえ、恥なんて上等なものは、ねえ・・・


なるほどね摂政という実務では目くらましする道具が足らず

無茶苦茶になっていますが、どなたが責任をお取りあそばすやら。

芋基地を“鮮烈デビュー”と絶賛す 腐れメディアよ恥を知らぬか

そうそうそこそこ、恥、ですよ。恥。いっぱんの、ふつーの、民の中にはいまだ、生きております、恥、という文字、その概念。

これから過ごしにくい季節、お体たいせつになさって下さい。

皆、たいせつにしましょうね!。


     ゴネコ

   よろしくお願いします!
   電車で降りる駅で降りられませんでしたっ!


お仕事お疲れさま! 夜の電車帰宅も、なかなか大変なものでしょうね。

「このお菓子おとうと食べた」一言が嬉しくもあり寂しくもあり

一人っ子の小僧さんを、夫さんは、どんなにか愛おしくお思いだったのでしょうね。そのお気持ち、今もしっかり、息子さんの中にみっちりと、と思います。

日の本の言葉を自在にあやつりてピーター・バラカン ラップを語る

バラカンさんは、どんな風に日本のラップを語られたのでしょう。私は、昔の「歌垣」、つまりは一部ではラップ大会みたいだったのでは、と感じています。

ブログ主亡くなりましたお知らせにただぼんやりと画面を見つめる

知ったその時は、つまり「こう」でしかないと思います。

三人で水遊びの日思い出す夫逝きて後七度目の夏

素敵で切ないです。そうとしか言えません。

七度目の、夏、なのですか。



遅くなりました。お待ちいただきありがとうございました。

いただいている他のコメントへのお返事、明日にはさせてもらえると思います!。


 *  分類 : みんなのうた
自動通知機能 : -  *  伝言 : 1  *  記事編集  *  2019年06月23日(Sun) 20時56分
 水無月のおべんきょう Ⅴ
続けます。

投稿されたうたの変更や、HNの変更など、お申し出下さったことは、個々に対応させていただきますので、ご安心くださいね。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     かげろう



   3月に福井県を旅行しました。
   平泉寺白山神社は印象に残りました。


越前の苔むす階歩み来て古き社に柏手ひびく

必要なところに必要な言葉が配されて、趣深い一首。「階」は「きざはし」と読むのですよね。

神おはす浄き御山をあふぎみる白き頂まばゆくみゆ

「おはす」「あふぎみる」は、古典的仮名遣い。この一首に合っていると思います。「浄き御山(みやま)」にも、詠み人さんのお山に対する敬意が感じられます。「まばゆくみゆる」は、一音足りなくて、もったいない気がします。「まばゆくもみゆ」とか「みゆる」とか、ご一考下さいませ~~。

   家庭菜園で収穫しました。   

アスパラガス土押し上げて伸びてゆく力の強さよ羨しと思う

美味しそうです、ずるり。あ、失礼しました。本当に、伸びてゆくものの力、まばゆい限りです。このままで充分と思いますが「力の強さよ」ここの「よ」は、一首の中では大事な「よ」、ではあるが一文字余るとも思われ「力強さよ」「力の強さ」いずれかで、すっと一気に詠み切った爽快さが出る気もします。前二首に合わせるとすると「思う」は「思ふ」になります。

     玉兎と茜馬

紫陽花を模した和菓子を食べたいと思う幾年

和の食べ物の世界は、まこと季節感の溢れる美しい世界です。和菓子も同じく。

形も色彩も。そのお気持ちはよくわかります。が。バット。

この一首、最後の七文字が足りませんのであります。

・紫陽花を模した和菓子を食べたいと思う幾年たとえばゼリーの


   紫陽花餅やあんこの上に紫色のゼリーがのった
   お菓子を食べたいとおもっているのですが?
   なかなか機会がなく、
   今年は食べたいです。


ご訪問は夜分でも深夜でもかまいませんよ。

     天上の青

ハシビロコウさんの訃報へのコメント、読ませていただきました。仰せの通り、
「もしかしたら、短い文章で最後にあはは、と書いておられた方でしょうか?」そんな方でした。心のこもったコメントでしたが、私自身の思うところにより、割愛させていただきました。ご理解ください。


新しい御代を跨いであの世へと
続く道は穏やかであれ

     あさがほ

   初めまして。

   KUONさまは六条御息所のような方かしら、とお見上げしていましたが、田辺聖子さんの記事でああ、やはり、と。
   あこがれの御息所さまのサロンの軒先、拝借いたします。


初めましてのコメントに、身のすくむ「御息所さま」の御名。いや私、そんなええものでございません、と、それは当たり前のことながら、こういう時に言う人もいる、末摘花にてございます、なんて失礼なことは、言いたくない。ありがとうございました。実は嬉しかったのです。

 令和てふ文字の在り処は知らざりき万葉集に出逢ひし十六の夏

万葉集を知りそめたのは十六歳の夏。と詠まれる。おそらく、このたびのこのような側面でない「万葉集」に、魅かれられたのでは。と、勝手に感じました。

 目覚めればうつつに戻る寂しさにほどき物して明かす短か夜

情感たっぷりの一首。短か夜の一語が生きています。このいままで充分ですけれど、この情緒のなかですと「目覚むれば」ではどうかしらと思いました。

 とりどりにみごとな生のかたちして枝剪りがたき六月の薔薇

本当にそうですね。

「朝顔」のお名前は他におられるようで、とのお申し出、「あさがお」と書いて下さいました、のに、指がすべって「あさがほ」と打ってしまいました、「あさがお」にさせていただきますね、最終的に。


     素ももも

   始めまして

暦見る第三週目の日曜日来ない祝いに泣けてくる

素ももも さん、ここでは初めまして。ようこそ来て下さいました。貴重なる男性メンバーです。
拝読して「第三週目の日曜日」、この日は詠み人さんにとって、何か特別の日であった。なのに、心中待ちかねていた「祝い」が来なかった、それを、素直に「泣けてくる」とお詠みになった。

細かいこと言えば、2音、足りないのです。でも、こうして思いをそのまま吐き出す、ここではこれ、すてきなことと思います。

たとえばこのままさらーっと

・暦見る第三週目の日曜日来ない祝いに泣けてくる  この後に「なり」を加えるか「われ泣けてくる」にされるとかで、どこか理不尽なこの日をうたったことになるのでは。

HNの世界です。ためらわず、また、詠んでお寄せくださいね。



 *  分類 : みんなのうた
自動通知機能 : -  *  伝言 : 2  *  記事編集  *  2019年06月23日(Sun) 16時45分
 へえ。ほう。


「秋篠宮さまは「娘の結婚の見通しについてですけれども、それについては私は娘から話を聞いておりませんので、どのように今なっているのか、考えているのかということは私はわかりません」と述べられた。」

へえ、そうなんですか。



 *  分類 : どうってことのない話
自動通知機能 : -  *  伝言 : 12  *  記事編集  *  2019年06月21日(Fri) 21時45分
 うたのおべんきょう Ⅳ
続けます。雨が来ません。

この色が詠草。この色が詠み人さんの名前。詠み人さんからのメッセージ、詞書など。この色はKUONが書いている部分です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     まめはな

・道端の木に枇杷の実が鈴生りて花束の如し明るき朝(あした)

明るい豊かな感じのうたです。朝、であることに希望が見えます。

「鈴生り」という言葉はありますが「鈴生りて」は難しいです。「鈴生りにて」は、あります。お好みに合うかどうか、

・道端の木に鈴生りの枇杷の実の・・・と「の」でつなげてみてはいかがか、と。


・枇杷の木を見て思い出す童話雑誌「びわの実学校」今も続けり

雑誌不況のいまの世に、残っている雑誌なのですね。どんなのかなあ。手離したわが家の庭でも、実生の枇杷が、大きな木陰を作ってくれたなあ、と、思いだしました。

     白萩

・もう飛んでいる今年の蚊 夜更けまで我眠らせず夫(つま)に討たるる     
                              [初夏の夜]

お若いご夫婦の、とても清潔ながらなんとなく、討たれて蚊の消えた後のほの暗さが、思われて。

・蛍火のひとつまたひとつ増えゆきて宵から夜へうつる頃かな。     
                              [蛍狩り1]

宵から夜へうつる頃かな。この詩情。かな、と詠み納められたのが、さりげなくていいなあ、と。

・何やらにかなし蛍火 亡き人の魂(たま)の現(うつ)し身ゆえなりけるか
                              [蛍狩り2]

源氏物語のころから、日本人の心の中に、この寂寥は住み続けている。

・腕に抱く子猫の温(ぬく)し 飼いたくも思い留まる転勤族なり
                              [夫実家の飼い猫1]


現代日本のこの状況も、多くの人がうなづくでしょう。野放図に生き物に接することはできない。

・ひたすらに子を慈しむ母猫は子を虐げる人より尊し
                              [夫実家の飼い猫2]

・子を疎む人には授け子を望む人には授けぬ神とは何ぞ
                                            [神の采配]


神さまって・・・

(温泉郷 (さん承知いたしました)

     黒猫アビ

   お歌追加いたします。

 ・夫といく出雲大社と伊勢参り
  並んで参拝念願叶う

行けるうちになんとか、と、実行された。よかったです。

出雲大社、の固有名詞に合わせましょうか、お伊勢さん、と。

・夫と来て出雲大社とお伊勢さん(伊勢神宮、でもいいです)
並んで拝す念願叶う  で、いかがでしょうか。並んで拝し、でもいいです。

訂正。「夫といく出雲大社と伊勢参り」ここは初めに詠まれたこのままがいいかなあ、と、夜中に思い直しました。


 ・晴天の出雲大社に誇らしく
  はためいていた大きな国旗

情景が伸びやかに見え・・・理屈以前に、詠み人さんの気持ちのきれいさに、ふと打たれた一首でした。

 ・石段を我のうしろをゆっくりと
  登りし夫に感謝の笑みを

落っこちて来たら支えてあげるよ、の夫君か。「ゆっくりと」段をのぼる、若くない夫婦です。
「登りし」は「登れる」と、過去形でなく今の、にしましょう。「感謝の笑みを」は、まったくそのままでしょうけど、

・石段を我のうしろをゆっくりと登れる夫に黙し(もだし)感謝す  では。


 ・縁ありて世代をこえた慰労会
  若き人との会話は宝

楽しく、有意義だったのですね。よかったです。

     ハシビロコウ・ウナ

・をのこにてことことぐつぐつみそしるのぐはさつまいもははのあじかも

   「みんなのうた」にもおうたを寄せて下さったことのある「ハシビロコウ・ウナ」さんが、
   五月半ば に急逝しておられたとしりました。詳しいことはわかりませんが、私のところに遺された一首を、哀悼のしるしと
   させていただきます。

     かりそめ

   下の5首を投稿するか迷ったのですが、ウナさんのおうたの下におかせていただきます。
   実はこれを作るまで他のうたはできませんでした。
   おしゃれな明るい人だったので精一杯明るく作りました。


   <友よ>

*友人の夫を名乗る人の声黒雲のごといやな予感が

いつもいつも「それ」が、心の隅に・・いや、隅よりは真ん中近くに、おありになった・・・

*わたしが先に逝くと言ったのに先に逝っちゃうなんて 戻ってきてよ

*インドでは最後に飲んだラッシーでみごと六人お腹こわしたっけ

*六人で計五百歳生きようとあなたは言った旅の途中で

*歌うたいハープを弾いて待っててねひとりふたりと後を追うから

噴きあがる思いがおありでしょう。いっぱいいっぱい詠んで下さい。こんな無責任なことしか言えません、でも、本気でそう、思っています。イヤですよね、病気。辛いですよね、こんなの。

   <日常><

*郷里へと走る列車の速きこと馴染みの駅を次々通過

*外出のあとの二日はいちにちの大半眠る命かばひて

*と言ひつつ怠け病かもしれざると心ひそかに疑ひてをり

いいや、あっぱかぱーに反論させていただきます。みんな、そう。疲れやすいのです、若くはないのです。怠け病ではない・・怠け病でも、いいではないですか。

「命かばひて」一所懸命、眠って下さい。


*不眠症六十年もかこちしに病ひ得てより眠りに眠る

この点だけは、ちっとだけ、よかったという面も、在る、かな?

*あそこまでセンスわろきも珍しや皇后とやら返上すべし

同感。消えて。消えて。無理です、こちらが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今夜はここまでです、少しずつしか進めなくてごめんなさい。


 *  分類 : みんなのうた
自動通知機能 : -  *  伝言 : 2  *  記事編集  *  2019年06月21日(Fri) 21時05分
 おべんきょ Ⅲです
お待たせしております。続けます。

この色が詠草。この色が詠み人さんの名前。詠み人さんからのメッセージ、詞書など。この色はKUONが書いている部分です。

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     ギボウシ

   (20年余り、ベランダで鉢植えを育てています。水やり以外の世話はロクにしてきませんでしたが、   
   毎年5月に艶やかな姿を見せてくれていたのに、今年は…)


- アマリリス 越冬しくじり 花咲かず 全て見直せ 土も器も

なるほど。そういうことがあるのですね。私は、植物を育てるに全く能が無く、切り花オンリーのごとき、つまんない歳月を過ごして来てしまいました。アマリリスと聞くと、小学生時代に唄ったあの歌が。

一首、仰りたいことはよくわかります。「全て見直せ」とは、詠み人さんご自身への激励ですね。少し全体が固い気がします、これも「味」なのでしょうが、もう少しふんわり、させてみたのです、いかがでしょうか。

・越冬をしくじりたるやアマリリス今年花無し土替えやらん

違うわ、と思われるなら、もちろん元のままで、うたは通っています。

   (新幹線の車窓より都心のビル街を眺めて)

- 耐震が 制震 免震と進化して 守る中身は どこへ向かわん

「守る中身はどこへ向かわん」ここ、気持ちはわかりますが、「中身」はいささか散文的ですか。ひと、のことですよね?。「どこへ向かわん」も、意味があいまいかも。

平凡ですけど「人といふもの如何に守らん」ということですか。

   (アマリリスその後)

- 咲かずとも 肉厚の葉は 空に伸び 来る年見据え 蓄えんとする

いじらしく逞しいアマリリスですね。「見据え」よくわかりますが、すこ~し引いて「来る年に力」くらいにされたら、と感じます。ギボウシさんのおうたの力強さを、わたし削ぐことになるのかもしれませんね。

- 水無月に 横殴りの風 打ち付けて 葉は倒れおる そのままにする

   (※「倒れおる」は多分正しい言葉遣いではない気がします。
   「倒れてしまっている」と言いたいのですが、自力で調べることができず… 恐縮ですがご教授お願い致します。)


以下のようにしてみました

・水無月に横殴りの風打ち付けて葉の倒れおるそのままにする([倒れおる葉を」とすると、無難で平凡です)

あえて水無月にせず「横殴りに激しき風の吹きて来て葉の倒れおる打ち捨てておく」ですと、すっごくヒドい主、になりますか。あれこれ考えました・・

言葉の選び方が男性的、とても強い、これを個性とされるために、たくさん詠んでみられたら、と思います。

(孫息子へのお言葉、ありがとうございました。本人に伝えましたら、よおし、と、鼻、ふくらませておりました。)

     アルジェリマン

   散歩中に、いろいろな鳴き声が聞こえます。
   その鳴き声が楽しかったり悲しかったり、
   いろいろに聞こえます。


甲高き鳴き声追えば巣立ち雛 力の限り母鳥呼びをり

必死の呼び声、小さな雛の。聞くも辛い声です。このままで充分ですが、結句「母鳥を呼ぶ」と言い切るのもアリか、と。

田植え待つ水田に映る灯火や 遠く近くに蛙らの鳴く

悠然とシラサギ歩む水田に風の冷たし蛙静まる

突然の雨に濡れるも家ごとの紫陽花の色確かめつつ行く

きちんと情景の見えるうた。大きい景色は大きいように。水田の風は、冷たい風で。

遠雷の止みて降りだす雨音に犬はおびえて立ちすくみおり

犬にはわからないことが沢山あって。おびえて立ちすくむ犬の、愛おしさ。

足元を燕飛び去る夕暮れに子猫らの声母猫いずこ

子猫らの姿わからず立ち去りて雨よ降るなとその夜願う

この子猫の声も、気づいてしまうとたまらない。姿を見ればまたたまらなく、せめて雨よ降るなと願うしか無い。「子猫らの見えざるままに」でしょうかしら、最後の一首。

     selala

・柔らかき 雨のリズムを 聴きながら 眠りの前の 琥珀の一杯

初挑戦、とあるのは、KUONのここへの、という意味ですよね?。短歌のリズムは出来上がっておられます。情緒もおありです。

で。え。琥珀のいっぱい?眠る前に珈琲お飲みになる?。それは私にはできないこと、,お昼過ぎたらもう、カフェインには近づかない。大人やなあ、と、歌に関係ない「感想」になりました。

珈琲でなく、魅惑のお酒カンケイなのでしょか?。うーむ。ウィスキー? これも、純正下戸ですので、アホな言いよう、お許しを。

そうだ、きっと、香りの高いウィスキーですな。いや違う、ブランデーか。・・ごめんなさい。ブランデーですよね、きっと。


・憧れる 空を映した 彩と 露をまとって 紫陽花の花

この一首は、少しわからないところは、あります。が。「憧れる」といきなり言葉を置いておられるのは、やはり初心者の気はしません。少し触らせていただきますと、「空を映した彩(いろどり)と、露をまとって」と、ここまでは、後の「紫陽花の花」に、すべてつながって行くのですね。で、冒頭の「憧れる」で、おさまる。

拍手、の一首と思います。



ごめんなさい、朝からめっちゃ忙しく、ただいまアタマが頭痛です。今夜は休ませていただきます、すみません。


 *  分類 : みんなのうた
自動通知機能 : -  *  伝言 : 5  *  記事編集  *  2019年06月20日(Thu) 19時14分
 おべんきょう Ⅱ
続けます。

この色が詠草。この色が詠み人さんの名前。詠み人さんからのメッセージ、詞書など。この色はKUONが書いている部分です。

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     かりそめ

*ひとり行く夜道に人の群れ座る足を止めれば紫陽花の毬

想像して、おお、なんと、と。大きな紫陽花、みっしりと丸く咲いていて。

*知らぬ地の住所濡らせば届かざらむポストを傘に入れ投函す

非常に細かいことですが。「濡らせば」でよろしいのですが、例えば「濡らさば」ですと、濡らしてしまったりしたら、と、ここに詠われた気遣いの、奥が深くなる気が・・・ワタシには。。。します。

*電飾のやうに杏の実が灯る落ちても割れぬ小さき(ちさき)電球

恥ずかしながら「杏の実」を、すぐにはイメージできなくて、調べに行きました。ホントに、そういう、いじらし可愛い実でした。

*先生に杏林を教へしは去年(こぞ)のこととは 月日は速し

先生に教えてさしあげられることも、あるんだ・・喜んで下さったのでしょうね。少し前に詠まれた「先生」でしょうか・・・。

*画面には「俺の知らない俺」なんて素敵な歌を歌ふ青年

聴いて下さりありがとうございました。このセイネンは、アルバイトしたかったのに、近所の「ジョ〇フル」で雇ってもらえなかったと。またそんな歌も出来て来るのでしょう。(笑)。

     温泉郷

哲学の道を歩めば水面には蛍光れり声を潜める

日本ならでは、この季ならではの情景です。哲学の道、との設定も素敵です。このままで充分、すてきな一首ですが、「水面(みなも)には」ここ。五音で申し分ないのです、もう一歩押して。「水の面に」=みずのもに}として、「は」を除くと、説明的な感が無くなって、蛍の光る水面そのものが、クローズアップされる・・・と、書いてしまいましたよぉ。

音もなく蛍飛びをり幽かなる光のリズム命を刻む

幽玄の美の世界。これも素敵な一首、お好みもありますが、「飛び」をり、と「舞い」をり、の感じを比べてみて・・それと、「をり」でなく、現代仮名遣いなので「おり」と統一されたらいいと思います。「をり」って、ちょっといいなと思いますよね。

観光の外人席を占領す通勤中の我らは立ちて

ねえ・・。現代にっぽんの、朝の在り方ですねえ・・うまくまとめられました。ほんま。

京都にもじょーこーごーが現れた未練がましく報道させて

現れた、って。どはははは。新刊の妖怪大辞典の3ページ目くらいに、その御尊顔の拝見出来そうな。

ただ思いますに、ご本人の思惑からは低く外れた報道の気もします。もう皆さん、お腹いっぱいなのでしょう。やはり明るいものを見たいのですよ、きっと。私はもう、拝したくないですから。


     黒猫アビ

 ・梅雨の中紫陽花の花いきいきと
  散歩の足を止めてながめる

季節の風情を素直に、自然体で詠んでおられます。目に見えるうたになっています。

「梅雨の中」は、梅雨、というのは「状態」なのであるし、梅雨と紫陽花はベストマッチであり、言わずもわかることでもあり、シンプルに「雨のなか紫陽花の花いきいきと」にされたらいかがでしょう。


 ・部屋のなか温度と湿度確認し
  暮らす梅雨時身体にこたへ

うたい方、歌材が具体的になって来られ、お上手になられました。

「部屋のなか」は、部屋内の、とされませんか。へやうち。へやぬち、と読んだりもします。


 ・窓開けて雀のさえずりききながら
  その日の予定のんびりこなす

「のんびりこなす」がいいですね。雀がさえずっているのだから、お天気、悪くはないのでしょう。私も「今日の予定、いけた、おーけー」など、指さし確認したりしています。
 

・・・すみません。今日はどうやら、ここまでで。また明日、書かせていただきます!。




 *  分類 : みんなのうた
自動通知機能 : -  *  伝言 : 5  *  記事編集  *  2019年06月19日(Wed) 19時55分