ひこうき・追記しました。
2018年12月08日 07時09分
来年度に運航を始める新しい政府専用機の内部が6日、運航と管理を担当する航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)で報道陣に公開された。最新の通信機器を備え、会議室は現行機より2席多い6席。パーティションで2室に仕切ることもでき、政府首脳らが打ち合わせに使うという。
機体は米ボーイング社の大型機「777―300ER」。全長は現行機より約3メートル長い73・9メートル。航続距離は1割ほど延びて約1万4000キロ・メートルとなった。
千歳基地の空自特別航空輸送隊は、政府専用機が到着した8月以降、離着陸などの訓練を重ねている。機長の鈴木克洋2佐(44)は「訓練は順調だ。機内も一段と快適になった」と述べた。
政府専用機は、天皇陛下の外国へのご訪問や首相の外遊などに使われる。運用する2機のうちもう1機は、今月中に到着する。
新千歳空港には民航機用滑走路2本と自衛隊用滑走路が2本ありますが、次期政府専用機はこの時は民間機登録でしたので民航機用滑走路を使いました。ちなみに8月20日には自衛隊機に登録替えされてシリアルナンバーも軍用機用に変更されていました。
千歳に到着した777-300ERは双発機で、現用の747-400型「ジャンボジェット」政府専用機ほどのボリュームを感じませんが、実は777-300ERの胴体長は747-400よりも長く、全幅はほぼ同じで双発機としては世界最大級なのです。実際、既存の特別航空輸送隊のハンガーにわずかに入りきらず、拡張改修工事が行われています。最近、千歳基地で現用の政府専用機が2機とも外で見られたのは、ハンガーが工事中で入れなかったという事情もあります。
まだ詳しい性能仕様は公開されておらず、内部構造も不明ですが、貴賓室、秘書官室、会議室、事務室、随行員室、記者会見室、一般客席などという基本レイアウトは現用型と似たものになると思われます。ちなみに秘書官室、随行員室の座席はビジネスクラス、一般客席もプレミアムエコノミー仕様の座席になっています。一般客席には、同行記者も同乗することができますが、民航機同等の運賃を支払わなければなりません。
内外装は、多くのVIP機改修を手がけているジェットアビエーション社(スイス)のバーゼル工場が担当し、2016年11月から1年以上をかけて完成させました。航空自衛隊が運用するこの日本政府専用機が777シリーズでは世界最初の軍用機登録となります。
2機を調達し価格は合わせて約1355億円となっていますが、航空自衛隊が採用したステルス戦闘機F-35は1機147億円ですので高いような印象です。とはいえ777-300ERのカタログ価格は約350億円程度で、政府専用機では特注の通信システムなど多くの機器を積み込みますので、一概に比較はできません。
機体外見のデザインは尾翼に日の丸をあしらい、胴体側面に「日本国JAPAN」と表示されているのは変わりませんが、現用のジャンボでは赤と金色の直線だったラインが、赤の優美な曲線に変わり、金色ラインは無くなって柔らかい印象を与えます。
2機目の次期政府専用機の到着は12月になる予定で、現用のジャンボジェットが退役する2019年4月以降は2機の777-300ERが日の丸を背負って世界中を飛び回ります。
来年4月にも運用が始まる新型の政府専用機(B777―300ER)が6日、所属する航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)で報道機関に公開された。
1993年から使われてきた現行機(B747―400)の後継。8月に千歳基地に配備された後、特別航空輸送隊第701飛行隊(同市)が各種機器や性能の点検、操縦士の習熟などを目的に運用試験を繰り返してきた。
機体は現行機よりやや長い。エンジンは4基から2基となったが、航続距離は1万4千キロで現行機を上回り、「双発機としては最大」。「空飛ぶ首相官邸」と呼ばれるように、首相執務室や貴賓室などが機内に設けられている。この日は「警備上の都合」という理由から、一般区画や随行員室、会議室の公開にとどまった。
12月中に新型機がもう1機配備される予定で、現行機と同様、2機態勢で来春からの運用に備える。(志田修二)
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なんだか凄い飛行機なのですね。今夜はいただいてきた記事だけ貼りました。
この飛行機は、つまり、天皇夫婦が、被災地へ行く時も乗る飛行機なのですね。↑の記事は,新調の飛行機についてのものですが、今までの「政府専用機」、それに、天皇さんと美智子さんが乗ったのですね。基本、二人で。
北海道へ、先日、日帰りで行った時も。今はそのことにしかアタマが回りません。。それや、
1回飛ばすのにかかる費用は?
もちろん、政府専用機を飛ばすには経費がかかります。
2016年11月の衆院決算行政監視委員会での答弁によると、第2次安倍政権が始まった2012年12月26日から昨年11月24日までに安倍首相が外遊したのは65カ国と1地域。
外遊にかかる費用には政府専用機の運航経費、訪問先での宿泊費、車両借り上げ費などがありますが、上記期間中に要した経費は「総額87億7400万円。一回あたりの平均額は2億2千万円弱」と答弁されています。
記者は首相らの動向を逐一追うため、政府専用機に同乗します。機体の後部には、同行記者が座る座席があり、首脳会談などのブリーフィング(説明)を行うための記者会見スペースもあります。もちろん民間機に準ずる費用は各報道機関が負担しています。
こういう下世話な話とか。
追記です。
ひとつだけわかりました。
こういった政府専用機は、国外向きだそうで。天皇や夫人が国内で使うの「特別機」は、いつもが千歳空港に停めてあるこの大きな飛行機でなく、民間などの「特別機」なのだそうです。それから自衛隊の飛行機に乗り換えたりするらしいです。
ベルギーの元・王妃のお葬式には、美智子さん一人で(お付きの方は人員に数えず)、政府専用機で弾丸弔問してました。カラス天狗の姿で、日本国天皇の妻であるあのおひとが、下げるべきでないところで、下げるべきでない相手に深々とアタマを下げたりなさって、多くの参列者に嗤われておいでだった、あの時でしたよ。
でも、もう、大きな飛行機飛ばさせて、被災の地へ慰問など、しなくていいですよ。陛下はともかく、自愛夫人の偽善経費に、大金を使うのはやめて欲しいです。
やめなさい。やめれ。