すっごい着物、総絞り。
昨日は奈良へ「平成最後の」墓参り。済ませて大阪へ回り、保護犬、もうはやりじゃないからと実質捨てられた老ハスキー犬の、飼い主になった長年の友人宅を平成最後に訪ねたら、わんこ、でっかい体で、友人のだんなさん=わんこリッキーの、お父さん=に、なついて甘えて、父子共に幸せそうで、見ていてこちらも涙が出ました。
わたし間違えていますね。今年最後の、なのですね、↑ の「平成」っての。耳にへばりついてしまっていて・・というのは、言い訳で、間違いです。お詫びとかはさせてもらいません・・てへへ、のぺろっぺろ。
今日は朝から年賀状書き。他あれこれすることがあって、パソ君の前へ、やっと座れた次第で。
へーかのお言葉を、まだ、きちんとは読みも聞きもできていません。さっきチラリと見得た画像では、天皇陛下にやたら近々とくっついている美智子さんの、お着物が、
どっひゃあああああ、あああとなってしまったくらいの、すっごいお着物で。
総絞り。柄の入った総絞り。あれは初めて見た総絞り。そばに寄って行って(捕まるやろか)、じいいっと眺めて(穴があくやろか)、ちょ、と触って(ぶっ飛ばされるのかなあ)、「これ、いかほど?」とかお尋ねしたら。
どんなお答えを頂けるのかしら。
災害の多かった平成にっぽん。さまざまなものを失くした人々がたくさん。そんなことにも、お言葉で触れられたようですが。
なんぼヒエラルキートップのお方の奥さんだって。ああまで豪華な(=お値段たっかそうな)着物・・お嫁さんにもお孫さんにも譲られそうにもない・・天皇位をムスコに譲るようにはホイっとはあげられそうでない・・・着物、着てるツマ、あれ、どうよ。
とか、思ってしまいました。ゲスかなあワタシ。ゲスでもいいぞ。どんだけ、いつまでも、贅沢してはるんでしょ、あの。
お召し物のことを書くと、ふつうの方とは違うのだから、と、ほぼ確実に、言われます。ほぼ確実に私が思い描く言葉は、
「よその国の王室の方では無いのだから。天皇は神道の長、祭祀王(のはず)。敗戦で皇室の私有財産は取り上げられ(たはず)、好きな言い方ではないが事実、税金でお暮らしの御身。最高位神官の夫人が、なんであそこまで着道楽。」
と、こう意識はめぐるのです。
天皇さんが、民を思って声涙くだる、とかのオコトバをお出しになられても。作者は奥さんだとか言われてるのは、今の時点でハアクしております、ちょっと聞けば即、わかる。慈愛の美智子さまのお作であると。
とにかく。国を愛するミジンコの一人を自認する者ではありますれど。
着物の豪奢だけが、いま、気持ちに残っておる次第です。恥ずかしいですが、そうなのです。