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2019-01-18 (Fri) 21:22

睦月のおべんきょう Ⅱ

つづき、行きます。

     まめはな

・弱りたるとき確実に留め刺しし人なれど母恋して止まず

苦しい記憶を、懸命に詠んでおられます。いちばん傍にいて欲しい時なのに、その人はそんな時、きっちりととどめを刺す人だった。でも、そんな人なのに、そんな母なのに、母が、恋しい。

「弱りたるとき確実に留め刺しし人なれどなれど母の恋しき」
「~人なれど母かくまで恋し」「~人なれど母ただに恋しも」

元のうたで充分お気持ちは表わされていますが、もっと、恋しい、恋しい、と、訴えられても、と思ったのです。かえって失礼だったかも。でも、こういう歌は、ぐわーっと叫んでしまっても、いいのですよと、私は、師に、いたわっていただいたのでした。


・そとわれは敵(かたき)なりしと言いし母びっくりしたよ好きだったから

これはないよね、お母さん。もっと吐き出して下さい、いっしょに痛みます。よく、ぐれないで、素直なままのまめはなさんで来られましたね。私は年上なので、えらかったねと、エラそーに、お褒めします・・こういう母子関係、あるんですよね・・。

・我が病無邪気に笑いし人ありき貴女はさぞや健康でしょう

こういう風に、ぶったぎってもいいと思います。吐き出しちゃえ!。

     黒猫アビ

 ・新年を迎える準備 夫婦して
  子の笑み浮かべおせちの用意

穏やかな光景ですね。このままでいいのですが、厳密にうたの形を求めるなら「おせち用意す」とか「おせちの用意す」になります。あくまで、基本の考え方なので、元のままで充分です。

 ・年越しを家族集まり時を待つ
  除夜の鐘鳴り「おめでとう」の声

熱心に皆勤で、うたの調べも言葉の選択も、よくなられました(エラソでごめんです)。もう少しゆったりした感じを出してみると
「家族みなそろいて時を待ちおれば除夜の鐘鳴る新年明けぬ」・・「おめでとう」でもいいのですけどね。


 ・お正月箱根駅伝楽しみに
  山を駆け抜く選手の雄姿

 ・年賀状初めて涙こぼれ落ち
  亡き友の夫 年賀の文に

思いはよく出ておられますが、それを明確にしたい・・今年初めての涙ですか?亡くなった友の、夫さんからの年賀状に?
「この年の初めての涙こぼれ落つ亡き友の夫の年賀の文に」
こうですか? ちがってたらごめんなさい。


 ・亡き友の夫から届く年賀状
  早や二十年の歳月流れる

    おせち料理もいつまでできるか?心配もあるけど
    なんとか家族全員で祝うことができホットいたしました。
    若くして(48歳)逝った親友のご主人様から
    お互い住所が変わっても年賀状は不思議と続いて
    おります。当時は50歳と若く再婚されていたら
    申し訳ないと思いつつ・・・。


     かりそめ

*泡のごと廃業したるマリーナは杭のみ残り鴎集へり

泡のごと、とあるのは、そういう成り立ち、経緯だったのか・・白い鴎の色が際立って。

*乾杯のあとの時間の長かりし呑めぬ身とては食べるほかなし

でへ。同族です。

*越後より米取り寄せて搗きし餅五切れ貰へり旨かりしかな

「五切れ」が効いています。数ばかり気にしているようですが、三でもない七でもないのが、いいんです。

*お飾りに笑門の文字大きくてまづは笑ふがよかりけるらし

*札(さつ)なれば賽銭箱は音立てず覚束なさに硬貨も入るる

わかる~、って一首です。

*木の椀の七草粥を啜りつつ行事ゆかしき国を愛せり

七草がゆを「三草」で済ませた自分が、恥ずかしく・・・木の椀、も丁寧です。

*年経たる管理事務所の北側に水仙二輪傾ぎて咲きぬ

傾ぎて、が眼目。私が申すまでも無いですね、よく見て、さりげなく描写する、の原点のような。

*犬猫の飼へぬマンション階段を犬ふところに登りてきたる

わがマンションでも、今朝、そういえば。

*会ひてすぐ「今日の私は違ふでしょ?」ウィッグ指差す友の笑顔よ

最後の「よ」が、いろんな意味を。もしかして病友さんか。

     白萩

定まらぬ元号の年明けにけり 明星の光は変わらねど
                        [元旦の夜明け前に]

コーヒーを携え拝む初日の出君を我を茜色に染(そ)む

こういう初日の出を待つのうた、初めて拝見しました。なんとなく、いいな・・・

友達と 家族と もしくは恋人と 海岸に並び観る初日の出

「もしくは」の言葉の置き方に、なんとなく含みがあって。と、感じました。黙って、すこし横目で、見ておられるのかな。

ニューイヤー 箱根 と続く駅伝の面白さ分かる歳になりにけり

霜柱踏むことなきアスファルト道少し寂しき冬の足元

これ、まさに白萩さんのうた、ですね。そう感じたのです。そういえば、長く、霜柱を踏んでいません、私。

山茶花の咲く庭今はなく人の庭の山茶花愛で祖母思う
                            [亡き祖母の命日に]

一読、つっかえてしまい、三度目くらいに、詠み人さんの意図的なものかどうか、不思議な進みようの一首とわかり。破調のごとしなれども、ぴたりと定型におさまっている。うたを詠むことが身に添っておられると、こいう不思議な(素敵な)調べが、と、目がぱっちりと開きましたよ。

     かげろう

   久し振りに投稿いたします。

おひさしぶり、嬉しいですよ。

・寒風のもとに咲きたる薔薇一つうつむきたれども落ちずゆれをり

この「薔薇一つ「」、はじめ一輪かな、と感じたのですが、いや、一つ、とぶっきらぼうな感じが、ここにはふさわしいと思いなおしました。愛おしい薔薇の姿。

・さえわたる天に星々またたきて大三角はまさに君臨す

冬の大三角ですね。雄大な一首。

・かなうまい昭和平成生き抜いて勁くまた彊し祖母母伯母も

そして、強くまたふところ深いであろう日本のをんな、皆さまに、来るべき平成の後の世が、どうぞ、どうぞ、佳きものでありますように。そうであらねばなりません。その血を引いて、うた詠む作者も…

・初詣社の背戸をみあぐれば五年前の傷跡哀し

「その」傷跡は、「哀し」と詠まれる過去を背負っているのか。背戸そのものと読んで、これなりの形にはなっているのですが、五年前と明記してもありますので、もう少し情報が欲しいな、との思いが涌きます。何の傷跡なのか、と。



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最終更新日 : 2019-01-19

* by かげろう
かげろうです。
うたのおべんきょ、うなずきながら読んでいます。
最後の
五年前の傷跡ですが、広島の2014年の豪雨のさいの土砂崩れのあとのことです。
いまだに神社の裏山はあのときのままでした。
詞書きをそえればよかったと思いました。
[土砂災害のあとの残る神社にて]
と加えたいと思います。
宜しくお願いいたします。


* by かりそめ
ありがとうございます。

失礼な言い方になりますが、KUONさま、さすがに鋭いです。
最後の一首の友は、病気の先輩です。とても親切にしてもらっています。

* by 黒猫アビ
KUON様

おはようございます。
添削・ご指導ありがとうございます。

 一首目 基本を大切にするため
 ・しんねんを迎える準備 夫婦して 子の笑み浮かべおせちの用意す

 二首目 ゆったりとした感じに
 ・家族みなそろいて時を待ちおれば除夜の鐘鳴る新年明けぬ

 四首目 今年初めての涙です。読んだとたんに溢れ出た涙です。
 ・この年の初めての涙こぼれ落つ亡き友の夫の年賀の文に

訂正お願いいたします。
今年も、言葉探し(選び)楽しみにしつつ
お歌に親しみたいと思っております。


* by 黒猫アビ
KUON様

すみません
訂正の訂正です。

一首目
しんねんを 
新年を にお願いいたします。(汗)



* by まめはな
KUONさま

添削をありがとうございました。
今回は全てそのままでお願い致します。

「吐き出しちゃえ」のお言葉が、有難く、また心強いです。
ありがとうございます。

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かげろうです。
うたのおべんきょ、うなずきながら読んでいます。
最後の
五年前の傷跡ですが、広島の2014年の豪雨のさいの土砂崩れのあとのことです。
いまだに神社の裏山はあのときのままでした。
詞書きをそえればよかったと思いました。
[土砂災害のあとの残る神社にて]
と加えたいと思います。
宜しくお願いいたします。

2019-01-18-22:18 * かげろう [ 返信 * 編集 ]

ありがとうございます。

失礼な言い方になりますが、KUONさま、さすがに鋭いです。
最後の一首の友は、病気の先輩です。とても親切にしてもらっています。
2019-01-18-23:16 * かりそめ [ 返信 * 編集 ]

KUON様

おはようございます。
添削・ご指導ありがとうございます。

 一首目 基本を大切にするため
 ・しんねんを迎える準備 夫婦して 子の笑み浮かべおせちの用意す

 二首目 ゆったりとした感じに
 ・家族みなそろいて時を待ちおれば除夜の鐘鳴る新年明けぬ

 四首目 今年初めての涙です。読んだとたんに溢れ出た涙です。
 ・この年の初めての涙こぼれ落つ亡き友の夫の年賀の文に

訂正お願いいたします。
今年も、言葉探し(選び)楽しみにしつつ
お歌に親しみたいと思っております。

2019-01-19-08:58 * 黒猫アビ [ 返信 * 編集 ]

KUON様

すみません
訂正の訂正です。

一首目
しんねんを 
新年を にお願いいたします。(汗)


2019-01-19-09:47 * 黒猫アビ [ 返信 * 編集 ]

KUONさま

添削をありがとうございました。
今回は全てそのままでお願い致します。

「吐き出しちゃえ」のお言葉が、有難く、また心強いです。
ありがとうございます。
2019-01-19-11:12 * まめはな [ 返信 * 編集 ]