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               立
               春  
               大
               吉


今日は節分。明日は立春。今年も知人(禅寺のお坊さん)が、立春大吉、と大書した半紙を送ってくれました。裏表どちらから見ても立春大吉。災厄除けの意味があるそうです。

去年までは、同居の孫娘に行事の食べ物を見ておいて欲しいと、太巻きをたくさん巻きました。子育てのその頃は仕事ばかりしていて娘たちに教えてやれなかったので、孫には、の気が、あったのだと思います。自分用のピンク色の包丁を持って、水色のエプロン着けて、楽しそうに一緒にしてくれていました。
スタンダードなものから、海鮮風、エビフライ巻サラダ巻、きゅうりと干ぴょうだけのあっさり巻(これは細いの)などなど。ムッチムチの巻き寿司を、たくさん作りました。イワシは皆、あまり好きではなかった。天ぷらにしたら食べました。

今年は二人だけなので、お店でいっぽん、買いました。ごく普通のを買いました。色街で始まった(と私は聞いていました)節分のまるかぶり、関係ないわと思いつつ、今日は晩ご飯はこれ買えばいいのね、と、らくちん、らくちん。広まったのはこの、ごはん作る人々の晩ご飯が楽、が、主な理由だったと確信しています。海苔業界のインボウ説もあるし、家食べの業界がそれに乗った、とも。外で、今夜、太巻きなり細巻きなり、食べないと思いますものね。

大量廃棄の話は・・・その図を思い描くのはこわい。

子どもの頃は、近所の大きな家が、町内会の子どもたちを招いてくれて、豆まきをされました。豆と、銀紙にくるまれたチョコレートを、広い座敷に巻かれました。盛大に、鬼は外、福は内、と、巻かれました。小学生の頃から私はイイカッコしぃで、這いつくばってチョコを拾うなんてカッコ悪い、イヤだわと勝手に気取っていて、ちょい、ちょいと、障子の桟に危うく乗っかっている豆をつまんでいた。その家のオバサンはそんな私を黙って見ていて、帰り際に、これも半紙にカサコソっと包んだ豆を、持たせてくれました。このオバサンには、自分の子どもらしくないきもちを見透かされているような気がして、でも何だか好きでした。

今日は暖かかった。海もきらきら、光っていました。明日からの一年もまた、いい一年になってくれるでしょう。夜のテレビニュースで、鬼なんかはいない、だから福は内だけなのだ、とかで、福は内、福は内、と鬼やらいの行事を行っているというお寺の様子を映していました。チラリと見ただけ、詳細はわかりません。

私の鬼は、長い年月を追い出していないので、ずううっと、胸の中におります。むかし、こんなうたも詠みました。

     鬼を飼ふ母とは知らで膝に来てすり寄る吾子の頬あたたかし



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2019.02.03 Comment:2
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