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2019-04-12 (Fri) 21:58

花降る午後のうなぎ弁当


     桜花いのちいっぱいに咲くからに命をかけてわが眺めたり

        さくらばな いのちいっぱいに さくからに いのちをかけて わがながめたり

                                      (岡本かの子)

岡本かの子は、芸術は爆発だ!の岡本太郎さんのお母さんです。

今日、4月12日は、私の母の亡くなった日です。鰻が好きだった母に、ウナギどっさりの重いお弁当を買い、お茶をたずさえて、ヨットハーバー近くの公園へ、行きました。

桜の花は満開で。石のベンチに掛けて海を見ている私の上に、贅沢に芳醇に果てなく、花は降り続いておりました。私の頭上の桜の花びらは、桜いろでなく、純白、まっしろい花びらなのでした。重重とみっしり、隙間なく咲いていて、空の色も見えないのでした。

海に面した芝生の広い公園には、いろんな種類の犬たちがいます。いつもそうです。長めのリードにつながれて、どの犬も、ゆったりと、散歩タイムを愉しんでいるようです。

母は、犬も好きでした。私が幼かったころに家にいた「ルル」という名の犬の話を、何度もしていました。庭に迷いこんで来た犬に・・・昔は、つながれていない犬も町にはいて・・・味噌汁の出汁を取った後の煮干しを、与えていました。私が犬にやろうとすると、

「癖がついてまた来るかも知れないから駄目だ」

と禁じる。勝手な母親でした。

姉たちからの連絡も無かった。私の二人の姉は、母親を、好きではないのです。長姉は父親大好きで、母が父に優しい妻でなかったことを、執拗にいまも、繰り返す。次姉は、父の早逝の後、まこと親身に面倒を見てくれた、父の妹である叔母のことを、大切に思っていて。亡くなるまで仲のいい叔母と姪でいました。

五歳で死別した父を、私は、ほとんど覚えていない。自身、三人の子がいて、次姉と密接だった叔母を、私も好きだったけれど、母は、末っ子の私を、おそらくいちばん、可愛がっていて。

私は、母のことを、姉妹中でいちばん、好きでいないといけない。そんな気持ちが抜き難くあり。勝手な人であったが、汚い人では無かった。

特別に何もしない母の命日。さ来年にはまた、集まる予定ではあるのですが。法事で集まっても、母の話で盛り上がることのほとんど無い姉妹です。

朝、神さまには、これもとても好きだった名古屋の桂新堂の海老煎餅を供えました。

そして、花の降る中で、ウナギのお弁当を開いて、一口ずつ、ゆっくりと頂いたのでした。

お母さん、美味しかったでしょうか。

私は、美味しかった。お母さんの分まで、美味しかったような気がします。

爛漫の花の下で。お弁当の上に降った、何枚かのはなびらも、一緒に、食べました。



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最終更新日 : 2019-04-13

爛漫の桜のころ * by sarah
お母様も一緒に、おいしいおいしいと召し上がったのではないでしょうか。

その人を憶えている人が生きているあいだは、その人もまた生きている。
懐かしい人たちや猫たちのためにも、少しでも長く生きなければと思います。

ここ数年、この美しい桜を、私はあと何回見ることができるのだろうと考えるようになりました。
ほかの花を見てもこんなことを思わないのに、桜って、ほんとうに不思議です。

いつもの内容に戻りましたね。 * by 一夜漬け
こういう内容の方が良いと思いますよ。

浅漬け、いえ、一夜漬けさんとやら… * by まーきち
頼まれもしていないのに勝手に他人の庭へ入り込み、いそいそと草むしりを始めるような真似はやめましょうね、見苦しいからw

他所より失礼いたしました(_ _)


* by KUON
・一夜漬けさん

まずはご報告。そうなのかはもしかして。その、天より高いところからの上から目線。

この目線で見られるのは、イバリンボの私には、もんのすっごくイヤなこと。私を見下ろすな。干渉するな。勝手に「許してやる」な。

と言ってもダメなようですので、あなたからのコメントは「拒否」することにしました。複数のナニヤラをお持ちでないなら、もう、このイライラを誘うコメントは届かないはずです。甘いかな(笑)。

ホント、イヤだから。

* by まりん
KUONさんがおいしかったと感じられたお弁当は、きっとおかあさまもおいしく感じられたと思います。きっと一緒に食べていらしたことでしょう。

親に対する思いは、同じきょうだいであってもそれぞれだと思います。だからそれでよいのだと思いますよ。生意気言ってすみません。


* by KUON
・sarah さん

>ここ数年、この美しい桜を、私はあと何回見ることができるのだろうと考えるようになりました。
>ほかの花を見てもこんなことを思わないのに、桜って、ほんとうに不思議です。

ほんとうに不思議な花です、桜。桜並木を行く時、この世ならぬあたりを通りかかっている心地がします。

日頃は忘れて過ごしている、桜の樹の並木道。

あと何年、あと何度。西行が詠んだように、この季節に、ひそやかに、となど、夢見たりして。

・一夜漬けさん

そうですか。

・まーきち さん

ジャスト・タイミングのコメント、ありがとうございます。胡瓜も茄子も、浅漬けはたいへん、美味なるものですね。

いそいそ草むしり、は、ありがたいもののようですが、望まない時に、ですと、もうそれは「アカン」もんです。奈良の家では、脚が悪くなってからは、人手に任せていました。草むしり。必要な時に、納得のタイミングで。気持ちの負担にならないことが、私にとっては最重要なことなのです。そうですよね?。

・まりん さん

ここ読んで、ほろりとなってしまいました。母恋いを、明らかにしないで長く来た気がします。きょうだいでも親に対する思いはそれぞれ・・と読んで、自分たちを許されたように感じました。

ウナギが好きで、コーヒーの好きな、お洒落な母でした。亡くして十余年、記憶は濾されて澄み通って行くような。

一緒に、美味しいね、と、食べてくれていたのですね。嬉しいです、ありがとうございます。

ご多忙のようですが、おからだ、おいとい下さいね。。

* by ゴネコ
 コメントがなかなかできず思いはあふる花と鰻に

 「私は、美味しかった」

ただ、ただ泣けました。
母のこと、大事にしようと思いました。

NoTitle * by KUON
・ゴネコさん

お返事遅くなりました。

母が亡くなって十数年も経ち、当時それぞれにまだ大変だった姉たちの身辺も落ち着き、私もおかげさまで落ち着き、ようやく姉妹、顔合わせてもにこやかに互いを思いやる言葉も出てまいった、と。若かりし日は平凡なんてつまんない、と感じていましたが、今はあまり乱調を好まないです(笑)。

何やらかにやら言われながら、母と過ごした最晩年以外の歳月、懐かしむ余裕も今はあります。し足りなかった後悔も山ほど。仕方ないんだ、仕方なかったんだ、と、と、自らを抑えることも山盛り。義父と夫の会社が倒産してむすめは離婚して一時、引きこもり。赤ん坊の孫息子を必死で見ていた時期だったのです。孫息子は私の杖、生きがいになっていてくれましたが、母への手は抜けていました。

仕方ないんだ、折々に、優しい気持ちで偲んで、許してもらおうと勝手なりくつ。(笑)。


NoTitle * by KUON
・ゴネコさん

お返事遅くなりました。

母が亡くなって十数年も経ち、当時それぞれにまだ大変だった姉たちの身辺も落ち着き、私もおかげさまで落ち着き、ようやく姉妹、顔合わせてもにこやかに互いを思いやる言葉も出てまいった、と。若かりし日は平凡なんてつまんない、と感じていましたが、今はあまり乱調を好まないです(笑)。

何やらかにやら言われながら、母と過ごした最晩年以外の歳月、懐かしむ余裕も今はあります。し足りなかった後悔も山ほど。仕方ないんだ、仕方なかったんだ、と、、と、自らを抑えることも山盛り。会社が倒産してむすめは離婚して一時、引きこもり。赤ん坊の孫息子を必死で見ていた時期だったのです。孫息子は私の杖、生きがいになっていてくれましたが、母への手は抜けていました。

仕方ないんだ、折々に、優しい気持ちで偲んで、許してもらおうと勝手なりくつ。(笑)。


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爛漫の桜のころ

お母様も一緒に、おいしいおいしいと召し上がったのではないでしょうか。

その人を憶えている人が生きているあいだは、その人もまた生きている。
懐かしい人たちや猫たちのためにも、少しでも長く生きなければと思います。

ここ数年、この美しい桜を、私はあと何回見ることができるのだろうと考えるようになりました。
ほかの花を見てもこんなことを思わないのに、桜って、ほんとうに不思議です。
2019-04-13-00:08 * sarah [ 返信 * 編集 ]

いつもの内容に戻りましたね。

こういう内容の方が良いと思いますよ。
2019-04-13-00:27 * 一夜漬け [ 返信 * 編集 ]

浅漬け、いえ、一夜漬けさんとやら…

頼まれもしていないのに勝手に他人の庭へ入り込み、いそいそと草むしりを始めるような真似はやめましょうね、見苦しいからw

他所より失礼いたしました(_ _)

2019-04-13-00:57 * まーきち [ 返信 * 編集 ]

今も夢見る 

・一夜漬けさん

まずはご報告。そうなのかはもしかして。その、天より高いところからの上から目線。

この目線で見られるのは、イバリンボの私には、もんのすっごくイヤなこと。私を見下ろすな。干渉するな。勝手に「許してやる」な。

と言ってもダメなようですので、あなたからのコメントは「拒否」することにしました。複数のナニヤラをお持ちでないなら、もう、このイライラを誘うコメントは届かないはずです。甘いかな(笑)。

ホント、イヤだから。
2019-04-13-03:04 * KUON [ 返信 * 編集 ]

KUONさんがおいしかったと感じられたお弁当は、きっとおかあさまもおいしく感じられたと思います。きっと一緒に食べていらしたことでしょう。

親に対する思いは、同じきょうだいであってもそれぞれだと思います。だからそれでよいのだと思いますよ。生意気言ってすみません。

2019-04-13-08:41 * まりん [ 返信 * 編集 ]

今も夢見る 

・sarah さん

>ここ数年、この美しい桜を、私はあと何回見ることができるのだろうと考えるようになりました。
>ほかの花を見てもこんなことを思わないのに、桜って、ほんとうに不思議です。

ほんとうに不思議な花です、桜。桜並木を行く時、この世ならぬあたりを通りかかっている心地がします。

日頃は忘れて過ごしている、桜の樹の並木道。

あと何年、あと何度。西行が詠んだように、この季節に、ひそやかに、となど、夢見たりして。

・一夜漬けさん

そうですか。

・まーきち さん

ジャスト・タイミングのコメント、ありがとうございます。胡瓜も茄子も、浅漬けはたいへん、美味なるものですね。

いそいそ草むしり、は、ありがたいもののようですが、望まない時に、ですと、もうそれは「アカン」もんです。奈良の家では、脚が悪くなってからは、人手に任せていました。草むしり。必要な時に、納得のタイミングで。気持ちの負担にならないことが、私にとっては最重要なことなのです。そうですよね?。

・まりん さん

ここ読んで、ほろりとなってしまいました。母恋いを、明らかにしないで長く来た気がします。きょうだいでも親に対する思いはそれぞれ・・と読んで、自分たちを許されたように感じました。

ウナギが好きで、コーヒーの好きな、お洒落な母でした。亡くして十余年、記憶は濾されて澄み通って行くような。

一緒に、美味しいね、と、食べてくれていたのですね。嬉しいです、ありがとうございます。

ご多忙のようですが、おからだ、おいとい下さいね。。
2019-04-13-20:14 * KUON [ 返信 * 編集 ]

 コメントがなかなかできず思いはあふる花と鰻に

 「私は、美味しかった」

ただ、ただ泣けました。
母のこと、大事にしようと思いました。
2019-04-18-09:11 * ゴネコ [ 返信 * 編集 ]

今も夢見る NoTitle

・ゴネコさん

お返事遅くなりました。

母が亡くなって十数年も経ち、当時それぞれにまだ大変だった姉たちの身辺も落ち着き、私もおかげさまで落ち着き、ようやく姉妹、顔合わせてもにこやかに互いを思いやる言葉も出てまいった、と。若かりし日は平凡なんてつまんない、と感じていましたが、今はあまり乱調を好まないです(笑)。

何やらかにやら言われながら、母と過ごした最晩年以外の歳月、懐かしむ余裕も今はあります。し足りなかった後悔も山ほど。仕方ないんだ、仕方なかったんだ、と、と、自らを抑えることも山盛り。義父と夫の会社が倒産してむすめは離婚して一時、引きこもり。赤ん坊の孫息子を必死で見ていた時期だったのです。孫息子は私の杖、生きがいになっていてくれましたが、母への手は抜けていました。

仕方ないんだ、折々に、優しい気持ちで偲んで、許してもらおうと勝手なりくつ。(笑)。

2019-04-23-11:00 * KUON [ 返信 * 編集 ]

今も夢見る NoTitle

・ゴネコさん

お返事遅くなりました。

母が亡くなって十数年も経ち、当時それぞれにまだ大変だった姉たちの身辺も落ち着き、私もおかげさまで落ち着き、ようやく姉妹、顔合わせてもにこやかに互いを思いやる言葉も出てまいった、と。若かりし日は平凡なんてつまんない、と感じていましたが、今はあまり乱調を好まないです(笑)。

何やらかにやら言われながら、母と過ごした最晩年以外の歳月、懐かしむ余裕も今はあります。し足りなかった後悔も山ほど。仕方ないんだ、仕方なかったんだ、と、、と、自らを抑えることも山盛り。会社が倒産してむすめは離婚して一時、引きこもり。赤ん坊の孫息子を必死で見ていた時期だったのです。孫息子は私の杖、生きがいになっていてくれましたが、母への手は抜けていました。

仕方ないんだ、折々に、優しい気持ちで偲んで、許してもらおうと勝手なりくつ。(笑)。

2019-04-23-11:00 * KUON [ 返信 * 編集 ]