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この月もたくさんの詠草をお寄せいただきました。しかも、内容が濃い!。熱意が伝わって来る!。とても嬉しいことです。

世は変革のときに向かって・・と、メディアは持って行こうとしているのかな、何かと騒々しい春です、であるとしても、なんと申しますか、自分の目の前の時を、たいせつに味わっていとうございます。

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     まめはな

・飼い犬の背に揺られしはいつの日か落ちないようにと祖父が支えて

   (犬は私の産まれる前からいた雑種で、コリーの血が入っていたので大きかったのです。
   これがたぶん一番最初の記憶です。)


最初の記憶がこれ、って、素敵ですね。ワンコと、おじいちゃんと。

・弟を相手にしては身が持たぬ怒鳴られたれどそれには乗らじ

・弟の怒りの因(もと)は我にあらずただ彼(か)の胸の裡にあるなり

   (因を「もと」と読んでいいのか迷いましたが、ほかに漢字が思いつかず。
   原因、ということでこの字を宛てました。)

因を「もと」と読ませるのは、かまわないと思います。「それには乗らじ」は、普通の場合「乗らず」とされるのが多いと思いますが、「乗らじ」の「じ」には、明確な意志があるんです。ぜったい乗るものか、の強い思いをあらわす「じ」なら、よくこうされましたねと、お褒めしたいです。

ただ、「ただ彼(か)の胸の裡にあるなり」の「彼(か)。自然に「彼の胸の(かれのむねの)」ならそのままでいい、でも、「彼(か)」の文字にはいろんな意味が含まれて来る、代名詞になったりもする、ので、ここはたとえば、弟の怒りの一首であることはわかっているので、「ただその胸の裡にあるなり」と。リズムも整います。


・弟よ嫌(や)なこと忘れて笑ってみろよ大事な妻子が呆れているよ

昔の内藤やす子の歌みたいな。この一首は「いやなことを忘れて笑ってみろよ」と弟に言いたい部分と「大事な妻子が呆れているよ」と、優しいお姉ちゃんの気持ちの部分と、どちらに重きを置くか、ということで。考えてみましたが、どうしましょうか。「嫌(や)なこと忘れて」は、いささか強引なルビになるけど、このままでも、まめはなさんの日々の中の一首、で通る・・いいお姉ちゃんですよね。

・縁日のお面のような皿帽子ひょっとこだったらちょっとは見直す

爆笑。ちょっとは見直してあげますか。黒ごむ目立つあの珍妙な、何をお考えなのか知れぬ、皿帽子。。すっごく変。一首、墨書して送りつけてさしあげましょうか。

・梅桜つつじたんぽぽハナミズキ春の花々たすきをつなぐ

   (春になって花がリレーのように次々に咲くことを詠みました。
   言葉が足りないと思いますが…)


     黒猫アビ

 ・春休み孫に声かけランチ食べ
  はずむお喋り夫もよろこび

  (中学3年になり、あと何年かしたら誘っても来なくなるかもと)

おうたの内容も弾んでいます。この弾んだ感じを生かして

「春休み孫に声かけランチへと
はずむお喋り夫もよろこぶ」

こんな風、いかがでしょう。お孫さん、私の孫娘と同い年。母親にはいささか。。。だそうですが、じじ、ばば、には、まだまだ当分、ついてきてくれるのではないでしょか。

 
 ・不透明そんな時代のなか生きる
  小さな幸を大事にまもる

本当にそうですね。もう大きな欲は無い。平穏のありがたみを(悔しいけど)知るトシになりましたか。

「不透明そんな時代のなか生きる 小さな幸を大事にしたい」あるいは
「不透明そんな時代のなかを生き 小さな幸を大事にまもる」

お好みのようになさって下さい。こういった本音のうたを、大事にしたいですね。


   (2年前の4月に逝った愛猫を偲んで・・・)

 ・風に舞う桜の花びらあちこちと
  蝶のようにひらひらとんで

風に舞う桜の花びらあちこちと蝶のようにもひらひらとんで」(「も}を入れました・

 ・愛猫は桜まんかい時えらび
  逝きしすがたは見事とほめる

「愛猫は桜まんかいのとき選び凛と逝きたりアビは見事に」

 ・美しい桜の花咲く木の下を
  見上げてあるく亡き猫しのび

「美しく桜の花の咲く下を見上げて歩く亡き猫しのび」


・・・・・今宵はここまでとさせていただきます。


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2019.04.17 Comment:2
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