FC2ブログ

KUONのブログへようこそⅡ

返事の中までKUONです。

Top Page › みんなのうた › 卯月、みんなのうた、まとまりました。
2019-04-22 (Mon) 21:03

卯月、みんなのうた、まとまりました。



四月。卯月の「みんなのうた」多くの皆さまが熱のこもった詠草をお寄せくださり、ほんとうに嬉しくしあわせに思っています。

うたうことは、自分自身の見たくない部分をも見てしまうことでもあり、顔を覆って走って逃げたい時だってある。でも、その奥の、気づかなかった自分を、見ぃつけた、と発見するときめきだってあると、信じています。

よろしければ、月に一首でいい、匿名の、しかし真剣なこの場に、来月からでも混ざってごらんになりませんか。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     まめはな の詠める

・飼い犬の背に揺られしはいつの日か落ちないようにと祖父が支えて

・弟を相手にしては身が持たぬ怒鳴られたれどそれには乗らじ

・弟の怒りの因(もと)は我にあらずただその胸の裡にあるなり

・弟よ憂きこと忘れ笑ってみろよ大事な妻子が呆れているよ

・縁日のお面のような皿帽子ひょっとこだったらちょっとは見直す

・梅桜つつじたんぽぽハナミズキ春の花々たすきをつなぐ

     黒猫アビ の詠める

 ・春休み孫に声かけランチへと
  はずむお喋り夫もよろこぶ
 
 ・不透明そんな時代のなかを生き
  小さな幸を大事にまもる

 ・風に舞う桜の花びらあちこちと
  蝶のようにもひらひら飛んで

 ・愛猫は桜まんかいのとき選び
  凛と逝きたりアビは見事に

 ・美しく桜の花の咲く道を
  見上げてあるく亡き猫しのび

     よしの の詠める

皐月立つ黒き心はいつの日か
言魂還りて身を滅ぼさむ

あきすぎてなるきにけらし黒妙の
心蠢く中の宮は

ちはやぶる神代も聞かず千代田山
鵺ぬばたまの闇明けぬとは

     白萩 の詠める

・佐保姫の衣か 今日の桜花 空を包みて盛りなりけり  桜 1

・うすべにの衣(きぬ)をまといて山笑う 平成最後の春は来にけり  桜 2

・疾走感ある曲 耳が欲しがりて スマホから流すのは「春の歌」  春の習慣

・投票所までのみちのりゆるゆると揃いのスニーカーはき散歩する  地方選挙

・令(うるわ)しく平和と言うか 次代らは穢れ混沌とした様(さま)なるに  元号発表

・昭和末期生まれで平成しか知らぬ われ令和をいかに生きるべきか  元号発表 2

・涼やかなかんばせに詰襟映えて健やかな若子すくと立ちけり  若宮ご入学

     おてもやん の詠める

   熊本地震から三年

〇一生分食べた気がしたカップ麺三年経ってまた食べてみる

〇あの時に欲しかったもの書き出して災害用の備蓄買い足す

〇ぜんざいを作ろうとして気が付いたあずき缶詰プルトップ無し


〇退位の日 飛行機に乗り海を越え異国へ行くわひこくみんでいい

     かりそめ の詠める

   新仮名、口語にての試み

*青空はとっても近いかもしれず心が遠くしているだけで

*古里の目印だった山だけどビルに埋もれてとても小さい

*日に透ける楓若葉を見上げては泣いた日々ある十七だった

   やまい

*問うてみる「今年いっぱいもちますか」「わかりません」と医師は答える

*あれからはあっという間の二年間生きているのを不思議に思う

*二年間記憶がとんでいるらしく辛さ悲しみ覚えていない

*踊り子草なずなはこべら仏の座花の名前は忘れていない

*病む友から病むわたしへと電話くる種類違えど病気は病気

*足繁く通った浜辺二年の間(ま)あけて少しも変わっていない

*死にたくはないが死んでもいいのでも夫以外に会いたい一人

*もう死んでいる私かもしれなくてだから苦しみに耐えていられる

   終われ→れいわ

*びりびりと障子震わせ春雷の天の怒りを伝えるがごと

     温泉郷の詠める

   旧仮名遣いに挑戦す

雛人形ことし長らく飾りたり娘に代はり家の華やぐ

取りどりに咲き誇りたる桜花植物園の森の香すがし

     萌黄色 の詠める

逆縁を人は不幸と言うけれど
そを切実にわれは乞うなり

我が逝き残る吾子にも桜咲く
桜やさしく咲いてくれるか

     パール の詠める

   休日の朝

⭐トーストの少うし焦げた匂いして
 「ふふふ」いい日になる予感する                    

⭐夕凪の病室(へや)より見ゆる光る海
 父を慰め穏やかになる

⭐東雲に雨に打たれてこぼれ咲く
 なごり雪かと見るユキヤナギ

⭐幼き日祖母とつくしを摘みし土手
 今舗装され草さえ生えず

⭐ヴェルサイユ ルイ王朝の夢の跡
 光と闇の今もそのまま
                       ヨーロッパの思い出

     わすれんぼ の詠める

   御代代わりにこの方のことを

耶蘇の使徒宮中に入り伝統の
真髄壊し抜け殻と為す

譲位前みてこ礼賛今ぞとて
洗脳箱が大活躍なり

悲しみの殻背負いたる虫の絵本
自愛話の小道具とせり

かなしみって いったいなんのことかしら
なさぬ仲の子受入れしことか

親王の生れ(あれ)出でたるを憎しみて
片靴送る心の闇よ

“どのように育つものか”の捨て台詞
そに口惜しさの現れており

完璧な宮中支配も肝心の
皇統はその手より滑りぬ

皇統をわがものにとの執念の
激しく燃えて継子いたぶる

皿帽子肩怒らせるマント服
底知れぬ“我”の巨塊を包む


元号の意義は維新に変質す
“一世一元”これが肝なり

令和だと掲げし文字の衝撃は
えも言われなき怖れと不安

“帰田賦”の仕掛けも知らず万葉の
故事引かされて左翼に完敗

**************
   スポーツ観戦から

諦めるその時こそがお終いと
教えてくれる勝負の世界

美しき戦士は顔を手に埋む
この日に賭けし思いあふれて

いかにしても勝ち奪い取る決意燃え
出を待つ戦士おのれ鼓舞する

   季節のうた

挿し木せし枝より出ずる緑の芽
心躍りて伸びゆくを待つ

挿し木より伸びし若芽の力なく
枯れゆくさまは見るに忍びず

久しぶり寒の戻りて気づくのは
僥倖なりし暖かき冬

一幅の額絵のごとく美しく
海棠の花窓辺にて咲く

   おまけ

叶うなら植木屋の子に生まれつき
ひたすら木々と語り暮らしたし

( おい婆さん植木屋舐めたらあかんぜよ
  声が聞こえるわかってますよ)

     ギボウシ の詠める

寝覚めての胸の重しは何ならん崩れ行く世に崩れたくなし

一回り上の亥年の友逝きて 祝い返しなき還暦弥生


     たまき の詠める

月の下 隊列を組み 行く駱駝
水はあるのか 果てなき道のり

よみがえる いくつもの春 春よ春
馬齢を重ね ふたたびの春

     玉兎と茜馬

雨の中霞がかかった花と塔夢心地消すわが花粉症

桜散る観覧レースの勝ち馬の「令和」と決まりしその日に死せり

      アルジェリマン の詠める

   思い出 
 
・ミツマタの香り咲き咲く百済寺 入り日おぼろに坂道やわらぐ

   10年前に訪れた百済寺(ひゃくさいじ)を思い出して

・三回忌の甘夏甘くみずみずし 育ててみんとその種洗う

・田の土の黒々光る あぜ道のレンゲは一気にすきこまれており

   レンゲで子供の頃の思い出がわきだしました。

・あずまやと名づけた小川の木の陰に 両親案内し得意気な子ら

・葉を丸め湧き水すくいひと含み いい水だねと父にほめらる

・浅き瀬に木漏れ日落ちて水光る めだか泳ぐを飽きず眺むる

・山里のレンゲ畑に大の字で青い空見た 家族四人で

・枯れ葦の根元に潜むザリガニを捕まえたれどハサミがこわい

・棘を踏み泣く妹を背負う父 山下りつつ物語する

     ゴネコ の詠める

もろもろと燃える尖塔くずおれてユゴーの書いた男はいずこ

     KUON の詠める

   回想の船旅

・ドラの音が風に滲めば旅人のこころとなりて岸に手を振る

・岸の灯を見呆けゐる間に海風はわがイヤリングさらひゆきたり

・洋上の空をつらぬく星の帯その天の川口あけて見る

・天の川にむかひて想ふ遠き日に父の背(せな)にて星を見しこと

・オリオン座は七つ星よと覚へたりそのリボン形を星の埋むる

・オリオンがゆるりと回れりわが乗れるフェリーの向きの変はるにつれて

・大洋ゆく船の真上を星が降る南に北に盛大に降る

・漁火の三つ点れるかの場所に幾人のひと働きをらむ

・夜の海に出でて漁(すなど)る男らにわが乗る船の灯の明るきや

・全身を緑青(ろくしゃう)に覆はれ龍馬像水平線の彼方を望む

・志なかばに散りしを銅像となりて昂然と独りの龍馬

...........................................................................

皆さまありがとうございました。

今月は、パソコンが反抗期のようで。カッコや「、[、 がうまく入ってくれず、あ、きれいぢゃない、と、お気持ちを削ぐような見た目の部分があるかも知れません。

パソの反抗期には手も足も出ず。薄目をあけてお許しくださったら、と、考えております。ごめんなさいだよ~~~(笑)。

また来月、ここでお会いしましょう、ぜひ。

スポンサーサイト



最終更新日 : 2019-04-22

KUONさま * by よしの
卯月のみんなのうた、ありがとうございましたm(__)m

KUONさまのおうた、素敵です。大好きです。平凡な言い方ですみません。

一つ一つのうたに丁寧に真剣に向き合ってくださる、KUONさまの高雅な世界に混ぜていただいてうれしいです。
またよろしくお願いいたしますm(__)m

ありがとうございました。 * by ギボウシ
KUON様

「初めての記念の一首」、最終版を拝見し、ものすごく勉強になりました。

冷や汗タラタラで初挑戦した私を暖かく迎え入れてくださり、かつ、ピシッと叱咤激励いただき、心より感謝いたします。

また、先輩方のお歌からも大変多くを学ばせていただきました。目標がうっすらとでも見えると、モチベーションが上がりますね。

引き続き、ご指導よろしくお願い致します。

Comment-close▲

Comment







管理者にだけ表示を許可

KUONさま

卯月のみんなのうた、ありがとうございましたm(__)m

KUONさまのおうた、素敵です。大好きです。平凡な言い方ですみません。

一つ一つのうたに丁寧に真剣に向き合ってくださる、KUONさまの高雅な世界に混ぜていただいてうれしいです。
またよろしくお願いいたしますm(__)m
2019-04-22-22:59 * よしの [ 返信 * 編集 ]

ありがとうございました。

KUON様

「初めての記念の一首」、最終版を拝見し、ものすごく勉強になりました。

冷や汗タラタラで初挑戦した私を暖かく迎え入れてくださり、かつ、ピシッと叱咤激励いただき、心より感謝いたします。

また、先輩方のお歌からも大変多くを学ばせていただきました。目標がうっすらとでも見えると、モチベーションが上がりますね。

引き続き、ご指導よろしくお願い致します。
2019-04-23-07:59 * ギボウシ [ 返信 * 編集 ]