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続けます。雨が来ません。

この色が詠草。この色が詠み人さんの名前。詠み人さんからのメッセージ、詞書など。この色はKUONが書いている部分です。

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     まめはな

・道端の木に枇杷の実が鈴生りて花束の如し明るき朝(あした)

明るい豊かな感じのうたです。朝、であることに希望が見えます。

「鈴生り」という言葉はありますが「鈴生りて」は難しいです。「鈴生りにて」は、あります。お好みに合うかどうか、

・道端の木に鈴生りの枇杷の実の・・・と「の」でつなげてみてはいかがか、と。


・枇杷の木を見て思い出す童話雑誌「びわの実学校」今も続けり

雑誌不況のいまの世に、残っている雑誌なのですね。どんなのかなあ。手離したわが家の庭でも、実生の枇杷が、大きな木陰を作ってくれたなあ、と、思いだしました。

     白萩

・もう飛んでいる今年の蚊 夜更けまで我眠らせず夫(つま)に討たるる     
                              [初夏の夜]

お若いご夫婦の、とても清潔ながらなんとなく、討たれて蚊の消えた後のほの暗さが、思われて。

・蛍火のひとつまたひとつ増えゆきて宵から夜へうつる頃かな。     
                              [蛍狩り1]

宵から夜へうつる頃かな。この詩情。かな、と詠み納められたのが、さりげなくていいなあ、と。

・何やらにかなし蛍火 亡き人の魂(たま)の現(うつ)し身ゆえなりけるか
                              [蛍狩り2]

源氏物語のころから、日本人の心の中に、この寂寥は住み続けている。

・腕に抱く子猫の温(ぬく)し 飼いたくも思い留まる転勤族なり
                              [夫実家の飼い猫1]


現代日本のこの状況も、多くの人がうなづくでしょう。野放図に生き物に接することはできない。

・ひたすらに子を慈しむ母猫は子を虐げる人より尊し
                              [夫実家の飼い猫2]

・子を疎む人には授け子を望む人には授けぬ神とは何ぞ
                                            [神の采配]


神さまって・・・

(温泉郷 (さん承知いたしました)

     黒猫アビ

   お歌追加いたします。

 ・夫といく出雲大社と伊勢参り
  並んで参拝念願叶う

行けるうちになんとか、と、実行された。よかったです。

出雲大社、の固有名詞に合わせましょうか、お伊勢さん、と。

・夫と来て出雲大社とお伊勢さん(伊勢神宮、でもいいです)
並んで拝す念願叶う  で、いかがでしょうか。並んで拝し、でもいいです。

訂正。「夫といく出雲大社と伊勢参り」ここは初めに詠まれたこのままがいいかなあ、と、夜中に思い直しました。


 ・晴天の出雲大社に誇らしく
  はためいていた大きな国旗

情景が伸びやかに見え・・・理屈以前に、詠み人さんの気持ちのきれいさに、ふと打たれた一首でした。

 ・石段を我のうしろをゆっくりと
  登りし夫に感謝の笑みを

落っこちて来たら支えてあげるよ、の夫君か。「ゆっくりと」段をのぼる、若くない夫婦です。
「登りし」は「登れる」と、過去形でなく今の、にしましょう。「感謝の笑みを」は、まったくそのままでしょうけど、

・石段を我のうしろをゆっくりと登れる夫に黙し(もだし)感謝す  では。


 ・縁ありて世代をこえた慰労会
  若き人との会話は宝

楽しく、有意義だったのですね。よかったです。

     ハシビロコウ・ウナ

・をのこにてことことぐつぐつみそしるのぐはさつまいもははのあじかも

   「みんなのうた」にもおうたを寄せて下さったことのある「ハシビロコウ・ウナ」さんが、
   五月半ば に急逝しておられたとしりました。詳しいことはわかりませんが、私のところに遺された一首を、哀悼のしるしと
   させていただきます。

     かりそめ

   下の5首を投稿するか迷ったのですが、ウナさんのおうたの下におかせていただきます。
   実はこれを作るまで他のうたはできませんでした。
   おしゃれな明るい人だったので精一杯明るく作りました。


   <友よ>

*友人の夫を名乗る人の声黒雲のごといやな予感が

いつもいつも「それ」が、心の隅に・・いや、隅よりは真ん中近くに、おありになった・・・

*わたしが先に逝くと言ったのに先に逝っちゃうなんて 戻ってきてよ

*インドでは最後に飲んだラッシーでみごと六人お腹こわしたっけ

*六人で計五百歳生きようとあなたは言った旅の途中で

*歌うたいハープを弾いて待っててねひとりふたりと後を追うから

噴きあがる思いがおありでしょう。いっぱいいっぱい詠んで下さい。こんな無責任なことしか言えません、でも、本気でそう、思っています。イヤですよね、病気。辛いですよね、こんなの。

   <日常><

*郷里へと走る列車の速きこと馴染みの駅を次々通過

*外出のあとの二日はいちにちの大半眠る命かばひて

*と言ひつつ怠け病かもしれざると心ひそかに疑ひてをり

いいや、あっぱかぱーに反論させていただきます。みんな、そう。疲れやすいのです、若くはないのです。怠け病ではない・・怠け病でも、いいではないですか。

「命かばひて」一所懸命、眠って下さい。


*不眠症六十年もかこちしに病ひ得てより眠りに眠る

この点だけは、ちっとだけ、よかったという面も、在る、かな?

*あそこまでセンスわろきも珍しや皇后とやら返上すべし

同感。消えて。消えて。無理です、こちらが。

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今夜はここまでです、少しずつしか進めなくてごめんなさい。


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2019.06.21 Comment:2
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