信じたいために
今日は完全にヒマを楽しんだ日で。
二十世紀の真ん中の年に生まれた私、中学生でビートルズに出逢い、高校までそれを聴きつつGSにお目目

二十歳前後に周囲にあった音楽は、ほんまそれぞれ。
今もすごかったなあ、と思い出すのが「ジャックス」というバンド。中央にいた早川義夫というシンガー。
今日。パソコンぱかぱか叩きながら探し出して、聴いておりました。
「ラブ・ジェネレーション」。「堕天使ロック」。
このバンドは、私も世相に合わせて持っていた(笑)アコースティックギター・・・ギブソンでした・・・、持っていたからコード進行いくつか覚えて、ナカマ集まってリラリラ弾いていた、弾いているつもりで歌詞をのっけていた、「サルビアの花」などという名曲をも出していたのでした。ハモると、あたしたちけっこう・・・うっとり・・・って世界に、酔っぱらうこともできた。
(Fのコードは押さえられないまま。)
その「サルビア」以前に、ワタシの、ハートに、入りこんで来た歌詞。ラブ・ジェネーション。
<信じたいために 親も恋人も すべて あらゆる 大きなものを 疑う~のだ~>
ごび~~~ん。ノックアウトされたのでした。そうだぁああああ。
そうだったのか、それでいいのか、私のままでいいのかああ。
毎日まいにち、聴いておりました。周囲の、大人やセンセイやがおっしゃることを、実に多い機会、えええ? どうして? そんなん思われへん、と、しごく素直でまっとうであった自分、ゆえに何でも横目で見ないではいられなかった自分への、許し、回答のような気分だったのでしょうね・・・昔の自分の、ホントのところなんて測りようがないのではありますが。
同じような感じ方をしている人間がいる、ということは、救いだったのでございました。
今も、疑いやすい自分でおります。
会おう会おう詐欺とか死んだ死んだ詐欺(あくまで仮称、どんな被害を被らないにせよ)あれまあ、それ信じはりますか、まあなんと、ワタシはあちらへ去りますわいなあ、ほな、さやうなら、と。そんなことも、あったりしますね。すらっと信じればいいひとでいられるかも知れないのに。
ふん、と匂うと、疑わざるを得ない。グレーゾーンにもしておけない、難儀なタチです、きっとね。
NSPというグループがかつていて
「ひとのこころは悪いいたずら
愛は心に書いた落書きさ」
などとも歌っていた・・間違っているかも、すみません。ふと耳の奥にメロディが来たんです。
とにかく。「堕天使ロック」のイントロ、だかだんだんだんだんだかだんだんだん、に、心、鼓舞されて、いんちき嘘つき勝手だけれどぉ、騙され上手はご愁傷様、、ワタシはワタシの道を行くぅ、と。何してもいい、寄ってこないでね~、と。
時に一人で静かにぐずっておる、そんな日もあります。うふふ。なのかな。