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2019-09-19 (Thu) 20:25

九月のおべんきょう Ⅲ

続けます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     あさがほ
  
  師の君は彼岸花咲く野を超えて天翔る風となりたまひしか
                         (恩師ご逝去)

上村松園の絵を思い描いてしまいました。奈良の住まいからけっこう近いところに、松園の美術館があったのです。今はお孫さんの時代ですが、いっとき、憑かれるように絵を見に通っていました。

こんな風に偲んでいただける「師の君」の生の豊饒を想います。


  山は寂し海はかなしとたれか云ふ都会の果ても道は昏きに

  去年(こぞ)のこと昔の如く若き日は昨日のやうな記憶の不思議

  ひと年はひと日に似たり
  一生も一日に似て
  夕陽あかあか

私が「手を触れる」ところは無いような気もしますが、せっかくなので一か所。
三首目、古典的仮名遣いで詠んでおられますので、「昨日のやうな」は「昨日のやうなる」と、字余りになっても「る」があるといいかななど、思いました。


     黒猫アビ

 ・台風が来るのを予知し鳥たちが
  いつもと違う動き飛びかう

自然の生き物は敏感ですね。よく見て捉えておられると思います。どうしようかな、と考えたラスト、あまりいじって説明的になるよりは、「動き飛びかう」のところ「動き 飛びかう」と、空間を一文字入れて、このままにされたらいいのではないか、と。

 ・待ちわびた秋風感じ窓あけて
  自然の風を部屋中みたす

嬉しい一瞬ですね。感じが素直に出ています。「自然の風を」ですと、続きが「部屋中に」と「に」が必要になります。初めのままですと「自然の風に部屋中みたす」となります。「てにをは」難しいと思いますが、たくさん歌を読まれて、できれば声に出して読まれると、なんとなくわかって来ます。実は私が、理論的に言い得ない、ということもあります。

 ・災害は千代田の一画降りそそげ
  水の総裁いるから平気

触ってしまいます、お許しを。
「災害は千代田一画に降りそそげ水の総裁いるから平気」

こういう歌は、イキオイが大切。ゆえに、できれば字余り無しで。・・・と書きましたが、ここはやはり「一画」だなあと思い直しました。失礼しました。


・汗流し拭き掃除する部屋中を
  心のモヤも拭き取るように

体調もおよろしいのか、前向きな健康的な一首です。

     かりそめ 

   〈美しき日本〉

*深草少将のごと百日紅ひと日も空けず咲きつぎてをり

恋しいひとのもとへ、ひたすら毎日、通いつづけた深草少将。その少将の、愚直ともいえる一途さに似て、酷暑に褪せず咲きついだ百日紅。いのちのことを考えておられる。

*榠樝の実いまだ小さく尻青し容すなほな楕円形にて

*毬栗に鉄条網に流星に色なき風は傷つかぬまま

こういった一首を、秋の始まりに読める。うたを続けていてよかった、心ぐれなくてよかった、と思います(ホントは立派にグレておりますが)。

   〈ありがたき日々〉

*病院に通ふ日かずの減りにけりいつしか椎のたわわに実る

ああ、よかった。よかった。よかったです。

*賜りし健やかな日々祝ふとて週のひと日は鰻の昼餉

鰻、たくさん、召し上がって下さい。体力おつけになって下さい!。

   〈祭祀できぬが天皇とは〉

*降りそめし雨のなにしか塩辛し天も悲しみ堪(こら)へきれぬや

*あれほどに堅固に見えし砂の城波ひとつにてどつと崩るる

崩れようが、あからさまで・・・

   〈五年前〉

*悲しみは激痛なりと知りたりしみちのくの旅忘れえぬ旅

*命かけ帰る燕の声つらし震災あとのみちのくの空

命をかけて還る燕、帰った先に見たものは、と、うまく感想書けません。


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最終更新日 : 2019-09-22

* by 黒猫アビ
KUON様

おはようございます。
添削・ご指導ありがとうございます。

一首目
 ・台風が来るのを予知し鳥たちが
  いつもと違う動き 飛びかう
二首目
 ・待ちわびた秋風感じ窓あけて
  自然の風に部屋中みたす
三首目
 ・災害は千代田あたりに降りそそげ
  水の総裁いるから平気

訂正、お直しお願いいたします。
空間も時としては、使えるのですね
また、「てにおは」と声に出して読んでみるを、気をつけて
おうたを楽しみたいと思います。



ありがとうございます * by あさがほ
1首目
松園さんの絵を思い描いていただいて恩師の旅立ちが荘厳されたよううです。
3首目
仰る通りだと存じます。
ただ、日常ふと感じる「あ、そうだな」みたいにさらっと軽く詠んでみたくて、「如く」も重いと思ったくらいで、「うまさうな雪がふうはりふうはりと」などが頭をよぎって、これでもいいかな、と「やうな」になりました。
ここは保留させてくださいませ。

ありがとうございました。

* by かりそめ
ありがとうございます。

みちのくへ16回もいらっしゃったとは。頭が下がります。

復興の一環として造られたトレーラーハウスの宿泊施設に泊まりました。
その近くに小川があり、その端に座って川をじっと見つめるシェフの後ろ姿。一瞬息がとまるほどの悲しみの姿でした。
部外者がうたにするなど失礼なことだと思うのですが、ずうっと忘れられなくて。


* by 黒猫アビ
KUON様

おはようございます。
三首目
 ・災害は千代田一画に降りそそげ
  水の総裁いるから平気
お直しお願いいたします。

 再度、気にかけて頂きありがとうございます。
おうたに対するKUON様の姿勢が伝わってくる思いでおります。
ここに、集う皆様のおうたを楽しみ、また私も楽しみながらおうたに接していきたいと思います。
ありがとうございました。


管理人のみ閲覧できます * by -

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KUON様

おはようございます。
添削・ご指導ありがとうございます。

一首目
 ・台風が来るのを予知し鳥たちが
  いつもと違う動き 飛びかう
二首目
 ・待ちわびた秋風感じ窓あけて
  自然の風に部屋中みたす
三首目
 ・災害は千代田あたりに降りそそげ
  水の総裁いるから平気

訂正、お直しお願いいたします。
空間も時としては、使えるのですね
また、「てにおは」と声に出して読んでみるを、気をつけて
おうたを楽しみたいと思います。


2019-09-20-09:19 * 黒猫アビ [ 返信 * 編集 ]

ありがとうございます

1首目
松園さんの絵を思い描いていただいて恩師の旅立ちが荘厳されたよううです。
3首目
仰る通りだと存じます。
ただ、日常ふと感じる「あ、そうだな」みたいにさらっと軽く詠んでみたくて、「如く」も重いと思ったくらいで、「うまさうな雪がふうはりふうはりと」などが頭をよぎって、これでもいいかな、と「やうな」になりました。
ここは保留させてくださいませ。

ありがとうございました。
2019-09-20-10:17 * あさがほ [ 返信 * 編集 ]

ありがとうございます。

みちのくへ16回もいらっしゃったとは。頭が下がります。

復興の一環として造られたトレーラーハウスの宿泊施設に泊まりました。
その近くに小川があり、その端に座って川をじっと見つめるシェフの後ろ姿。一瞬息がとまるほどの悲しみの姿でした。
部外者がうたにするなど失礼なことだと思うのですが、ずうっと忘れられなくて。

2019-09-20-12:07 * かりそめ [ 返信 * 編集 ]

KUON様

おはようございます。
三首目
 ・災害は千代田一画に降りそそげ
  水の総裁いるから平気
お直しお願いいたします。

 再度、気にかけて頂きありがとうございます。
おうたに対するKUON様の姿勢が伝わってくる思いでおります。
ここに、集う皆様のおうたを楽しみ、また私も楽しみながらおうたに接していきたいと思います。
ありがとうございました。

2019-09-21-09:55 * 黒猫アビ [ 返信 * 編集 ]

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2019-09-22-16:34 * - [ 返信 * 編集 ]