FC2ブログ

KUONのブログへようこそⅡ

返事の中までKUONです。

Top Page › みんなのうた › 如月のお勉強 Ⅰ
2020-02-19 (Wed) 15:25

如月のお勉強 Ⅰ

陽ざしは本物の春のもの。ベランダで、クッションたちが、ほわほわと温められてしあわせそうです。

今月も詠草いただき、嬉しかったです。では。

皆さまのお寄せくださった詠草、おうたです。詠み人さんのお名前です。詠み人さんのメッセージ、タイトル、詞書、など。KUONが書いている部分です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     白萩

   〈春告げる花たち〉

・雨の中に一輪 白の藪椿 楚々たるかんばせ俯きがちに

・ひと日ごと遅くなりたる夕焼けの中咲く水仙 春近づきぬ

(ホントに、夕焼け、一日ごとに遅くなっていますね。その中に咲く白い水仙。とても小さなことですが「中咲く水仙」が気になります。歌意もリズムも問題ないのですが、きちんと言えば「中に咲く水仙」「中なる水仙」となるのでは、と考えました。

・白梅を背にマタニティ姿撮りぬ 樹齢二百年 あやかれ我が子

(生まれ出る前の春の、貴重な一枚となられるでしょうね。

・「この花の名は」問う君と「蝋梅」と答えし我と歩く植物園

     〈入院〉

・絶対安静 我ただ吾子のいのち繋ぐうつわとなりて日々を過ごさん

・妻業はちょっとお休み頂きます この子をも少し育てるために   (夫へ)

・ひとり部屋の窓から見ゆるは空のみと空を相手にひとりごちたり

・三食の配膳により時を知る 八時 十二時半 十八時

   検診に参りましたところ切迫早産と診断され、そのまま総合病院へ搬送され
   入院となってしまいました。
   何の準備もできておらず、とりあえずはお医者様の指示通り絶対安静を守って1日でも長く
   我が子をお腹に留めて大きくしなければと日々過ごしております。

(検診の日に見つかって即刻の入院。困ったこともおありでしょうが、赤ちゃんのタイミングとしては、セーフ!でいらしたのですね。よかった。一日でも10グラムでも、母体にいるままで大きくなるのがなによりと聞きます。書いていいかどうか、私は初めの子は初期に流産、二人目の子(長女)は三か月、自宅での安静を命じられて、毎日ラジオを聴いて過ごして、おかげさまで無事に生まれて来てくれたのでした。「赤ちゃんのうつわ」「お腹の子のゆりかご」とは、その通りと思います。大丈夫、さくら色の頬のベビーが、ママのお腹の中で、安心してすくすくとお育ちですよ。

皆さまのメッセージをすべて掲げることはできませんが、多くの温かいエールが、目に見えない力になって下さるとしんじております。みなさまありがとうございました。


     アルジェリマン

   冬と春が行ったり来たりのひと月でした。

アオサギは葦の根元にうずくまる 吾目をつぶり凍風(いてかぜ)に立つ

(冷たい朝の風景。この作者のうたの世界のなかで、アオサギは、いろんな顔を見せてくれます。この「今」、その鳥は、葦の根元にうずくまっている。人は、目をつぶって「凍風」に立つ、と。アオサギの寒さに付き合ってあげているのか、目を閉じているのは、その方がより「冷たさ」を感じられるからか。凍風って、固い感じの言葉ですが、これは、あえて使われた言葉かと。「うずくまる」の「る」と「立つ」の「つ」が、歌の内容に沿っています。

鴨泳ぐ光る川面の堤防にススキは揺れて甲高く鳴る

堤防のススキ揺らして風うめく 犬の鳴き声切れ切れに来る

(↑ 二首は、春まだ遠いうた。うたの中の音が、この季節の音です。


枝の先冬芽膨らむその先に残月白く虚しく透ける

言葉での写生のなか、「虚しく」の一語が、作者の思いです。


立ち止まり道を譲れば白猫はつと通り過ぎミャンと一声

黒猫は夜陰に乗じ大胆に前を横切り犬は戸惑う

次々とネコに出くわす雨上がり 月はおぼろに恋路にかかる


子ネズミの右往左往す駅前のシャッターの陰 春近き夜

さまざまな生き物たちに、さまざまな出会い方をしておられる。一番デカい動物と思われる作者の愛犬さんが、戸惑っていると詠まれているのに、笑いが洩れました。駅前のシャッターの陰の子ネズミ、野良のネズミと思われますが、キタナい感や邪魔者感が無いのがフシギです。


街路樹の木の根逞し 舗装路は壊れて吾は足を取られる

飼い主が倒れこむのを見て犬は軽く飛びのき飄然と待つ

膝小僧擦りむいたのは久しぶり 誰も見てない冬の夕暮れ

(誰も見てない、のは良かった、ぱちぱち、ですけど。おそろしい、つまり転んでしまわれたのですね。万太郎クンとの散歩で足を鍛えられておられるのが良かったのか。大事なくてよかった、まだ私には何か残っていて、あ~、よかった、と。それがまず、来ました。「軽く飛びのき飄然と待」った犬くんは、紳士であった。

     おおやま よしの

   ●上つ方々

なんでだろ 壊滅的に 似合わない きっと着物が 嫌いなんだね

(きっと着物も嫌いなんだわ、と、反応してしまいました。もっと着物らしく着てくれる方に、など、思っているかな、と。

ググるって 言葉知ってる? 愛子ちゃん 土俵の高さ すぐにわかるよ

(ご幼少のみぎりには、各力士名どころか、出身地さえ覚えておられるとのことでした。今はヘンサチ70幾つ、えーごぺ~らぺら、お父さまより流暢で・・・聞かせていただいたこと無いです、わたしたち。高校の卒業式もお近いですわね。

何見ても 見えないフリが 得意です ひたすらお手フリ するボクなんです

(で、あんな顔つきにおなりあそばした。


ここからお直しをお願いいたします。

   ●小さき人

ひらひらと 片手うち振る 幼子の 弓手(ゆんで)はママと 散歩楽しき

ええと。私の思い違いかな・・・弓手、ゆんで。

めてにちがたな ゆんでに・・なんだっけ? とにかく、ゆんで、とは、左手のこと、とおもってました、もう一度調べてみますよろしく。



抱かれて 柔き頭をあずけしは イクメンパパの 厚き胸の上(え)

(お幸せな光景。赤ちゃんのアタマって本当にやわらかいので。イクメンパパの胸板が、厚いの、安心、と。ホッとします。

月満ちて 生まれ出でませ あと少し 白萩の母と 共にありませ

   (白萩さま、どうぞお大事に)

   ●想い出

梯子かけ もいでもらった 甘夏は 酸いより甘い あまい恋の実

大きな弧 描き手を振る 少年の ごとき無邪気な 心もつ君

疾く散るな 疾く過ぎ行くな 春行けば 別れの時が やって来るから

風の便り あなたは元気と 知っている 私が元気と 知っていますか

(↑ 三首、ワタシには無かった清冽な恋だわ、と、口の中までさっぱりと読ませていただき、最後の一首で切なくなりました。とても。

私は、あなたは元気としっています。あなたは、わたしが元気と知っていますか。それを知ろうとして下さった時が、ありましたか、と。

相合傘は、濡れている方がより惚れている、と言いますが。たくさん「好き」の方って、切ないですよね。




スポンサーサイト



最終更新日 : 2020-02-19

KUONさま * by おおやまよしの
ありがとうございました。

幼児に弓手は合わない表現だったかもしれないですね。音を合わせるために使ったのですが。

最近の赤ちゃんはベビーカーに乗せられ、乗れなくなるくらい大きくなると一人で歩かされ、「早くしなさい!」と前から怒られたりします。

一才半くらいの幼児が、歩くのが楽しくて仕方がないという様子でひらひらと右手をうち振っていました。左手はしっかりとお母さんにつながれていて、久々にいいもの見た!ってかんじでした。

こんな感覚が、もうばばあなのでしょうね。でも、子どもは歩かせるべきと思うのです、手をつないで。

* by 白萩
KUONさま 添削頂きありがとうございました。
2首目は「夕焼けの中なる水仙」でお願い致します。
みなさまのあたたかいコメント・おうたのおかげで今日もゆりかご業を続けられております。本当にありがとうございました。

No Subject * by まめはな
差し出がましいのですが…

右手(めて)に血刀左手(ゆんで)に手綱
馬上ゆたかな美少年…
(「田原坂」)

i凍て風 * by アルジェリマン
凍て風の歌、午後4時頃の散歩の時のものです。
アオサギがよけるほどの冷たい風でした。

まめはなさんも書いていらっしゃるように、
田原坂のあの歌ですよね。
♪雨はふるふる人馬は濡れる、越すに越されぬ田原坂♪
♪馬手(めて)に血刀弓手に手綱馬上ゆたかな美少年♪

熊本の焼酎を飲むとき、父が歌っておりました。(笑)

Comment-close▲

Comment







管理者にだけ表示を許可

KUONさま

ありがとうございました。

幼児に弓手は合わない表現だったかもしれないですね。音を合わせるために使ったのですが。

最近の赤ちゃんはベビーカーに乗せられ、乗れなくなるくらい大きくなると一人で歩かされ、「早くしなさい!」と前から怒られたりします。

一才半くらいの幼児が、歩くのが楽しくて仕方がないという様子でひらひらと右手をうち振っていました。左手はしっかりとお母さんにつながれていて、久々にいいもの見た!ってかんじでした。

こんな感覚が、もうばばあなのでしょうね。でも、子どもは歩かせるべきと思うのです、手をつないで。
2020-02-19-22:12 * おおやまよしの [ 返信 * 編集 ]

KUONさま 添削頂きありがとうございました。
2首目は「夕焼けの中なる水仙」でお願い致します。
みなさまのあたたかいコメント・おうたのおかげで今日もゆりかご業を続けられております。本当にありがとうございました。
2020-02-20-07:31 * 白萩 [ 返信 * 編集 ]

No Subject

差し出がましいのですが…

右手(めて)に血刀左手(ゆんで)に手綱
馬上ゆたかな美少年…
(「田原坂」)
2020-02-20-09:28 * まめはな [ 返信 * 編集 ]

i凍て風

凍て風の歌、午後4時頃の散歩の時のものです。
アオサギがよけるほどの冷たい風でした。

まめはなさんも書いていらっしゃるように、
田原坂のあの歌ですよね。
♪雨はふるふる人馬は濡れる、越すに越されぬ田原坂♪
♪馬手(めて)に血刀弓手に手綱馬上ゆたかな美少年♪

熊本の焼酎を飲むとき、父が歌っておりました。(笑)
2020-02-23-17:26 * アルジェリマン [ 返信 * 編集 ]