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2020-02-28 (Fri) 22:33

如月の「みんなのうた」

一月は行く、二月は逃げる。ずいぶん昔に覚えたそんなことを、いま改めて。ほんまにそうやなあ、と。今月もギリギリです。ありがとうございました。

     白萩 の詠める

   春告げる花たち

・雨の中に一輪 白の藪椿 楚々たるかんばせ俯きがちに

・ひと日ごと遅くなりたる夕焼けの中なる水仙 春近づきぬ

・白梅を背にマタニティ姿撮りぬ 樹齢二百年 あやかれ我が子

・「この花の名は」問う君と「蝋梅」と答えし我と歩く植物園

   〈入院〉

・絶対安静 我ただ吾子のいのち繋ぐうつわとなりて日々を過ごさん

・妻業はちょっとお休み頂きます この子をも少し育てるために   (夫へ)

・ひとり部屋の窓から見ゆるは空のみと空を相手にひとりごちたり

・三食の配膳により時を知る 八時 十二時半 十八時


・如月の風は冷たし 今少し花の咲むまで待ちませ吾子よ
・歌会に集える淑女の皆様に見守られし吾子しあわせなるかな

     アルジェリマン の詠める

アオサギは葦の根元にうずくまる 吾目をつぶり凍風(いてかぜ)に立つ

鴨泳ぐ光る川面の堤防にススキは揺れて甲高く鳴る

堤防のススキ揺らして風うめく 犬の鳴き声切れ切れに来る


枝の先冬芽膨らむその先に残月白く虚しく透ける


立ち止まり道を譲れば白猫はつと通り過ぎミャンと一声

黒猫は夜陰に乗じ大胆に前を横切り犬は戸惑う

次々とネコに出くわす雨上がり 月はおぼろに恋路にかかる


子ネズミの右往左往す駅前のシャッターの陰 春近き夜


街路樹の木の根逞し 舗装路は壊れて吾は足を取られる

飼い主が倒れこむのを見て犬は軽く飛びのき飄然と待つ

膝小僧擦りむいたのは久しぶり 誰も見てない冬の夕暮れ

     おおやま よしの の詠める

   ●上つ方々

なんでだろ 壊滅的に 似合わない きっと着物が 嫌いなんだね

ググるって 言葉知ってる? 愛子ちゃん 土俵の高さ すぐにわかるよ

何見ても 見えないフリが 得意です ひたすらお手フリ するボクなんです

   ●小さき人

ひらひらと 片手うち振る 幼子の 弓手(ゆんで)はママと 散歩楽しき

抱かれて 柔き頭をあずけしは イクメンパパの 厚き胸の上(え)

月満ちて 生まれ出でませ あと少し 白萩の母と 共にありませ

        (白萩さま、どうぞお大事に)

   ●想い出

梯子かけ もいでもらった 甘夏は 酸いより甘い あまい恋の実

大きな弧 描き手を振る 少年の ごとき無邪気な 心もつ君

疾く散るな 疾く過ぎ行くな 春行けば 別れの時が やって来るから

風の便り あなたは元気と 知っている 私が元気と 知っていますか

     まめはな の詠める

・白梅のわずかにほころぶ川べりをリハビリの身の夫と歩めり

・如月の風渡りゆく川の傍(はた)夫と歩めば寒さも楽し

・もろこしのはぜし花咲く白梅の木の下歩む春の日は照る

・春うらら買い出し行くは嬉しかり荷物の重さに帰りは沈めど

・ニット帽気に入る家に帰りても脱ぎたくなくて子供の如し

     かりそめ の詠める

*早春の杏(あんず)林を抜けるとき耳の底ひに嗄(か)れし師の声

*今もなほ河の向かふのあのあたりハープ弾きゐるあなたがゐさう

*見送りし面影胸に抱きつつ春の日差しを全身に浴ぶ

*食パンを購(あがな)ふために遠出せしその道の辺にくれなゐの梅

*あの白さ梅に間違ひなかりけりかすかにかすかに香り近づく

*タクシーを降りし紳士は運転手明るき眼にてコンビニに入る

*歌ひたし声をかぎりに歌ひたしこの世あの世の命讃へて


*そう言へば昭和ブルースよく聴きし空気よろしき時代でありし

*しやぼん玉風船どれも春のもの軽やかに飛びどこへも行ける

*わが空を行くは旅客機ときをりは爆撃機めく音残したる

*河沿ひの町に春雨こころには幼き日々の思ひ出が降る

   〈白萩さまのお子へ〉

*やんちやでいい生まれてからは でも今はじつと静かに育ちたまへよ

   〈思ひ出〉

*「チョコレート好きなの。あしたもってきて」素直に応じし同級男子

   〈白萩さまへ〉

*大空が母子を抱きて育めり子は健やかに生まれ出づらむ

     ギボウシ の詠める

・やさぐれた歌しか吐けぬ如月は せめて目指さん皆勤賞を

・ネタ切れと萎む心に火を灯す 師のお直しと仲間のお歌

   (ブログ記事を拝読しての個人的体験の追想)

・ひもじさの極みを知るは公園で遊びしあの日 父無し子 連れ

・もう遅い遅くはないの押し問答 衛生士の友 会うたびウザし

     黒猫アビの詠める

 ・「好きです」と言えずにきえた恋ばかり
  乙女時代へタイムスリップ

 ・懐かしい顔がつぎつぎ浮かびくる
  バレンタインの季節が来ると

 ・あと少し心やすまる日が来ると
  孫の受験が終わる日待ちぬ

 ・気もそぞろ子の時よりも孫娘
  受験制度が昔とかわり

 ・寒暖差ついて行けずに部屋ごもり
  体調管理しながらすごす

     パール の詠める

☆貝寄風(かいよせ)が春が来るよと告げるよに早咲きの梅ゆらりふわりと

☆如月の空やはらかく木蓮の芽がふくらみて春待つ季(とき)なり

☆普通とはかくも難(かた)しき事なりか以上も以下も望まぬものを

    《白萩様 お子様》

♡今はただ眠る食べるが大仕事春になったら笑顔見られる

♡あと少しあわてん坊にならぬよに母のお腹で冬眠してね
   
     ~~~~~結界~~~~~

★徳(とく)は無し雅(みやび)は遠く愛は何処お手降りだけのうましかトリオ

★姉宮の心解らぬことばかり本気(マジ)で訊きたいどこが良いのか

★一年(ひととせ)も経たぬ間に「災」ばかり幸(さち)一つない終われよれーわ

     おてもやん の詠める

◯百均で燃料買って湯を沸かしカップラーメンキャンプ初心者

○新しい鉈とナイフで薪を割り乙女河原で焚き火体験

○焚火後の炭火で焼いたさつまいも黄色ホクホク甘さ倍増

○暖冬のぬるい雨止み冷え込んで早咲きの菜の花に雪降る

     honyanko の詠める

☆連なれる糸は消えてもわが胸に指針となりて君はいませり

☆赤ちゃんがママを取ったと哭く君の憂さよ晴れよとただかきいだく

     あいづや の詠める

・懐かしき整髪料の匂いしてわれは車内に亡父を認む

・気遣って無理しちゃいけない君からにしてと姉に託されし菓子

・望月に月兎の心秘め宮を嗣ぎ行かむとの思ひ詠みしや

     ひらりんこ の詠める

すこやかな暮らしをどうか護り給え
わたしの国も彼方の国も

     ゴネコ の詠める

・受験前最後の英語は先生に背筋がのびる少女の言葉に

・子どもから教わることは多けれど私は何を教えられたか

     月兎と茜馬 の詠める

いなりずし2月に食べる風習は
根付かぬだろうと思いつつ買う

     わすれんぼ の詠める

ビル壊す騒音に禿げし君なれば 世の騒がしさ知らぬのはよし
  
「ママもしやどこか痛いとちゃいますか」心配そうな君の丸き目

のんびりと日向ぼっこの君の背に いのち輝く水仙の花
  
――――――――――――――――――――――――――――――――

目が覚めて悪夢でなきを知る朝は ため息一つ諦めて立つ

恐ろしきバイオハザード現実に 身に降りかかるとは知らで過ごせり
   
平和かと見えし日本の現実は 悪意渦巻く海のただなか

五輪来ると聞きしあの日の不可解の 答えの見えて今は・・・・

     KUON の詠める

   むかしの恋

・かの日々は遠きまぼろし肩薄き少年と傷つけあひて別れき

・逢ふごとに互ひに傷を抉れるがわれと彼との恋にてありき

・生(あ)れしまま育てもせずに終はりたり夢ひとつだに語らぬ恋の

・さよならも告げず訣れき並べゐし肩ぶつけしをその合図とし

     こぶ の詠める

* 友チョコを20個下げて登校す
友増えし娘を 密かに祝う


   今月も皆さまのおうたに触れて嬉しかったです。

三月は去る、とも言われ、多忙な時期とはなりますが。日常をフ、と離れて、おうた一首。いかがでしょうか。

また、ここでお会いしたいです。シー・ユー・アゲイン




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最終更新日 : 2020-02-28

KUONさま * by おおやまよしの
如月の「みんなのうた」をありがとうございましたm(__)m

皆さまの素敵なうたをあらためてまとめて読ませていただいて、とてもうれしいです。お忙しい中にありがとうございました。

一日も早く平穏な日常が戻りますようにと祈るばかりです。

感激です * by ゴネコ
如月の歌、ようやく落ち着いて拝読。
一人一人色合いが異なり、物の見方がそれぞれにあり、人間とはなんと奥深いものかとあらためて思い、感激です。
ことばにする、ということは大事なことですね。
ありがとうございます。貴重な気づきでした。

No Subject * by KUON
皆さまへ

いつもKUONのへたれブログを愛して下さり、ありがとうございます。

いただく色んなコメントに、もっと沢山、そうですよね、とか。そうなんだ・・・とか、反応させてもらいたい。幼い子どもは、しっかりと手をつないだりして、歩かせる方がいい、とか。歩くとは全身の調子に影響しますものね。何より、体温が通い合うのがいいと思う。とか、今どきの職パン事情について、とか。広がって行くものは沢山ありそうです。

でも、それ、したいけど、それしていると、収集憑かなくなってしまいます。

残念ですけど、そんなわけで、おうたについて述べる以外ではなかなか広がらず。申し訳なく残念にも思っています。

でも、お気持お言葉は、どんどん頂きたい欲張りKUONでもあります。

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KUONさま

如月の「みんなのうた」をありがとうございましたm(__)m

皆さまの素敵なうたをあらためてまとめて読ませていただいて、とてもうれしいです。お忙しい中にありがとうございました。

一日も早く平穏な日常が戻りますようにと祈るばかりです。
2020-02-29-22:22 * おおやまよしの [ 返信 * 編集 ]

感激です

如月の歌、ようやく落ち着いて拝読。
一人一人色合いが異なり、物の見方がそれぞれにあり、人間とはなんと奥深いものかとあらためて思い、感激です。
ことばにする、ということは大事なことですね。
ありがとうございます。貴重な気づきでした。
2020-03-03-10:35 * ゴネコ [ 返信 * 編集 ]

今も夢見る No Subject

皆さまへ

いつもKUONのへたれブログを愛して下さり、ありがとうございます。

いただく色んなコメントに、もっと沢山、そうですよね、とか。そうなんだ・・・とか、反応させてもらいたい。幼い子どもは、しっかりと手をつないだりして、歩かせる方がいい、とか。歩くとは全身の調子に影響しますものね。何より、体温が通い合うのがいいと思う。とか、今どきの職パン事情について、とか。広がって行くものは沢山ありそうです。

でも、それ、したいけど、それしていると、収集憑かなくなってしまいます。

残念ですけど、そんなわけで、おうたについて述べる以外ではなかなか広がらず。申し訳なく残念にも思っています。

でも、お気持お言葉は、どんどん頂きたい欲張りKUONでもあります。
2020-03-05-20:27 * KUON [ 返信 * 編集 ]