三月のべんきょう Ⅴ
2020年03月25日 公開
今日バスで通りかかった、奈良・東大寺の近くの氷室神社の枝垂れ桜が、夢のように綺麗でした。
かき氷の発祥の地、などと、このごろでは呼ばれてもいるらしい奈良、むかしむかし都のおかれていた当時は、ひと冬、封じ込めておいた氷(天然の氷)を、氷室・ひむろから解き放って、わずかに残ってくれていたひとかたまりの氷を。
やんごとなき方々が、ほん少しぅしずつ、舌の上に載せて。恍惚とその冷たさを。味わった。と言われています。現代のいろんなシロップの甘さに遠い、はかない甘さのあまずら・・でしたか、を、添えて。暖冬のいまの奈良なら、氷室は難しいでしょうね。市内には、とんでもないお値段のかき氷のお店もありますようで。あ、夏の話題になっていましたか。続けます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かりそめ
夫婦でボケ競争していて、今のところ私が優勢です。
〈少年のやうに写真に夢中の人にかつての自分を重ねて〉
*遠視用めがね片手にとみかうみマーガレットをちかぢかと撮る
(この遠視用めがね、奇妙に若々しい。裸眼でなんでも視えた時代も、それは良かった、が、ものの奥行きが違ってきているような、など、効いたような口きいてる、KUONの、アサハカさ。マーガレットの花がぱんと大きく見えて来ます。
*秀作は撮れなくてよい百枚に我が意を得たる一枚あれば
(そうですよね。ほんま、そうと思います。我が意を得たる一枚。一首も・・・。
*パシャパシャと無心に撮りしものなれど恐ろしきほど想ひ浮き出づ
(素敵ですね、それ。
*「奇跡あるからね」なんぞと言ふなかれ 奇跡なくともわれは生き抜く
(そうだ、そうだ。
*道の辺に慎ましやかに灯りゐる日向水木は涙のかたち
(そうなんだ・・
白萩さま。
よかったです。私にとっても励みになります。赤ちゃんのおうた楽しみにしています
honyanko
☆日々のことうららかなりし義母なれど赤子を抱けばゆすりてあやす
(胸をつかれる一首でした。「うららかなりし」の「し」は過去形になりますが、いまのおかあさまが、と私は読ませていただきました。
いろんなことが既に茫々。でも、赤ちゃんを腕に抱けば、揺すってあやす。母だった時代の記憶が、からだに残っておられて。
余談になります、私、「ペコロスの母」という漫画のシリーズの大ファンで。すべて持っていて、処分できない本なんです。中の、今は老耄の作者のお母さまが、施設で暮らしておられるその方が、就眠中に、しきりに縫物をしている手つきになっている。エア縫物、と書かれているのですが。子どもたちのお正月の服に「ふせ」=継ぎ当てをしているらしいシーンがあるのです。正直、映画にもなったそうですが、そちらの方には魅かれませんでした。
このお義母さまに、嘘なくいっしんに生きられた「ペコロスの母」さんが、ふわりと被さって来たのでした。
」さて、過去と現在、どうなされましょう?。「うららかになれる」とされれば、問題なし、であります。
☆稜線のかすむその日を起点とし春のマーチがそっと始まる
(うつくしいです。枕草子「春はあけぼの」の、これ、本歌取りになっていますよね。
☆黄林檎の赤きところを撫でながらここ痛いのと幼子説けり
(まあ、しょうなんだ。・・幼児言葉はよろしくない、と言われます、正論ですね、きっとそれは。
でも、幼いお子に、幼児ことばで向き合う楽しさを、どうしてくれるんだろう。林檎が打たれて色が変わってしまっているところを、撫でながら、ここ痛いのと「説く」幼い子。まあ、しょうなの、しょこ痛いの、と。目の前のほっぺの丸さに酔いながら、とろとろしていたいな、と。。く
白萩様、うれしいお知らせありがとうございます。さらなるうれしいお知らせも
カミングスーンと思い、ワクワクしております。
黒猫アビ様、お孫ちゃまの合格の桜咲かれておめでとうございます!!
我が家がよく行く寒川神社は、八方除けというお守りが有名なのですが、どうぞ皆さまも八方除けられまして、
つつがなくお過ごしくださいませ。
ゆるゆる列車ですみません。今夜はここにて。
かき氷の発祥の地、などと、このごろでは呼ばれてもいるらしい奈良、むかしむかし都のおかれていた当時は、ひと冬、封じ込めておいた氷(天然の氷)を、氷室・ひむろから解き放って、わずかに残ってくれていたひとかたまりの氷を。
やんごとなき方々が、ほん少しぅしずつ、舌の上に載せて。恍惚とその冷たさを。味わった。と言われています。現代のいろんなシロップの甘さに遠い、はかない甘さのあまずら・・でしたか、を、添えて。暖冬のいまの奈良なら、氷室は難しいでしょうね。市内には、とんでもないお値段のかき氷のお店もありますようで。あ、夏の話題になっていましたか。続けます。
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かりそめ
夫婦でボケ競争していて、今のところ私が優勢です。
〈少年のやうに写真に夢中の人にかつての自分を重ねて〉
*遠視用めがね片手にとみかうみマーガレットをちかぢかと撮る
(この遠視用めがね、奇妙に若々しい。裸眼でなんでも視えた時代も、それは良かった、が、ものの奥行きが違ってきているような、など、効いたような口きいてる、KUONの、アサハカさ。マーガレットの花がぱんと大きく見えて来ます。
*秀作は撮れなくてよい百枚に我が意を得たる一枚あれば
(そうですよね。ほんま、そうと思います。我が意を得たる一枚。一首も・・・。
*パシャパシャと無心に撮りしものなれど恐ろしきほど想ひ浮き出づ
(素敵ですね、それ。
*「奇跡あるからね」なんぞと言ふなかれ 奇跡なくともわれは生き抜く
(そうだ、そうだ。
*道の辺に慎ましやかに灯りゐる日向水木は涙のかたち
(そうなんだ・・
白萩さま。
よかったです。私にとっても励みになります。赤ちゃんのおうた楽しみにしています
honyanko
☆日々のことうららかなりし義母なれど赤子を抱けばゆすりてあやす
(胸をつかれる一首でした。「うららかなりし」の「し」は過去形になりますが、いまのおかあさまが、と私は読ませていただきました。
いろんなことが既に茫々。でも、赤ちゃんを腕に抱けば、揺すってあやす。母だった時代の記憶が、からだに残っておられて。
余談になります、私、「ペコロスの母」という漫画のシリーズの大ファンで。すべて持っていて、処分できない本なんです。中の、今は老耄の作者のお母さまが、施設で暮らしておられるその方が、就眠中に、しきりに縫物をしている手つきになっている。エア縫物、と書かれているのですが。子どもたちのお正月の服に「ふせ」=継ぎ当てをしているらしいシーンがあるのです。正直、映画にもなったそうですが、そちらの方には魅かれませんでした。
このお義母さまに、嘘なくいっしんに生きられた「ペコロスの母」さんが、ふわりと被さって来たのでした。
」さて、過去と現在、どうなされましょう?。「うららかになれる」とされれば、問題なし、であります。
☆稜線のかすむその日を起点とし春のマーチがそっと始まる
(うつくしいです。枕草子「春はあけぼの」の、これ、本歌取りになっていますよね。
☆黄林檎の赤きところを撫でながらここ痛いのと幼子説けり
(まあ、しょうなんだ。・・幼児言葉はよろしくない、と言われます、正論ですね、きっとそれは。
でも、幼いお子に、幼児ことばで向き合う楽しさを、どうしてくれるんだろう。林檎が打たれて色が変わってしまっているところを、撫でながら、ここ痛いのと「説く」幼い子。まあ、しょうなの、しょこ痛いの、と。目の前のほっぺの丸さに酔いながら、とろとろしていたいな、と。。く
白萩様、うれしいお知らせありがとうございます。さらなるうれしいお知らせも
カミングスーンと思い、ワクワクしております。
黒猫アビ様、お孫ちゃまの合格の桜咲かれておめでとうございます!!
我が家がよく行く寒川神社は、八方除けというお守りが有名なのですが、どうぞ皆さまも八方除けられまして、
つつがなくお過ごしくださいませ。
ゆるゆる列車ですみません。今夜はここにて。
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