四月卯月のおべんきょう Ⅰ
皆さま、だる~くないですか。私はだるいんです。目は覚めていても、全身がどすんとだるく、しゃっきりいたしませんのです。
多分コロナとかのえいきょうではなかろう。と、自己診断をイタし、ごーろごーろ、だ~らだ~らと過ごしております。今はこれでいいや、と、みずからを甘やかしてます。見たくないのは、前てんのう夫妻の、主に妻の方の写真、現天皇夫婦の、二人ともの顔、記事。こころの底から、このひとたち要らん、としか思えない。
凛冽たる気合をこめて冷水ざんばとうち被り、些少なるこの身をもって祈りあげる、この国とこの国の民を救い給えと、祈るなんてこと、しないだろうなあ。させないだろうなあ。そういったやり方が、効くか効かないか、そういったことではない。あの立場のおっさんが、遮二無二そういったことをやる、なんてことは、無いだろうなあ。無いね、絶対。安定の「それは無い」感です。むにゅむにゅ、たはは。
おべんきょ、始めます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
KUON
・調子づいてをるなコロナめ人類は勝つこのたびもヴィルスに克つ
かりそめ
*ウィルスも流言飛語もきほひづく空はひたすら静かに青し
〈おととし逝去された先生のお友達のことを二首〉
*「四十年句づくりをしてここまでか」そんな寂しいこと言はないで
(何かざっくりと、気持ちの一部を斬りこまれるような。そんな寂しいこと言わないでと、私も感じます.。
*訃報聞き初学のころの回顧談ぽつりと言ひしのちの沈黙
(日本人の、美しいところでもあるのかも知れませんが、いいではないですか、いもっと取り乱しても。重い沈黙であられたのでしょうね。
*マントより九尾はみだしをりたるにジアイジアイと雌狐の鳴く
(うわあ、出た。来た。根底からあのあたりを引っくり返したあれが。本当に、真剣に、ぶるぶる震えます。あまりのイヤさに。ワタクシの感じ過ぎなのでしょうか。
アルジェリマン
コーヒーにマシュマロ三個 庭に出で香り楽しみ青モミジ愛づ
(青モミジ、がいいですね。すてきなひととき。
鴨の行く川のよどみに花筏 花満開の堤防静か
((春の、ほんのいっときの見せてくれる景色。花筏、花満開の、とあります。ふと思った、はる満開、ではいかがであろうと。
髪伸びて明るく光る白髪の混ざり具合はなかなかに良し
(白髪を、このように詠んで、よし、と思います。
友人の姉上逝去正月に 闘病むなし我と同年
娘逝き心乱れる母上を憐み友は花の手入れす
(ひとにとって何より辛く酷いのは逆縁に遭うこと、と申します。も一人の娘さんが、頼りとも救いとも。とはいえ。
ゴネコ
今年は桜の存在が感じられませんでした。それでも、ある春の夜に目にした風景を
重たげに枝ものそりと八重桜 夜目にもしろく雪洞のごと
(八重桜って、ほんとに重たげで、懸命にみっしり咲いているのに、ヤボな感じで。ソメイヨシノに、いいとこ持って行かれているようで。頑張れ。という気になります。おかしいかなあ。
今はここまで、とさせていただきます。