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八月分の「みんなのうた」です。



遅くなりましたが、八月 葉月の「みんなのうた」です。すべりこんで「セーフ」となるや?。そんなエラそーに申せません。お三人ほど、うたが洩れたり消えたりしています。わかってるなら早く、瞬時に直したいが、明日にさせてね、よろしくね。ありがとうございます。
先に了解得ました~~。ぱちぱち。

お待たせしてごめんなさいね。他にもこまごま、あります、明るい空のしたで見直します。ほんと。きりっ。

ルイズルイス加部も、逝ってしまいました。ああ。

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          かりそめ

*誕生日祝ふメールの友より来(く) 蝶の羽化見し話を添へて

*藤袴咲くさ庭へと立ち寄れる浅黄斑蝶(あさぎまだら)は渡りの途中

*誰となく共同花壇手入れする 一角占める河原撫子

*青空にいちばん合ふはをみなへし富士遠景に凜凜しく立てり

*触れずとも白萩の花こぼるるを悲しみてをり風のまなかに

*目の前に太平洋のひらけをり葛の花散る坂をくだらう


*芒原つらぬく道に日の暮るる囁く声は風か芒か

*割るるがに蕾ひらきて紫の青みがちなる桔梗(きちこう)の花

*しなやかは折れざるの謂(いい) コスモスの風にもつるる様のうつくし

*一茎に一花掲げる彼岸花群れ咲かずんば寂しかるらむ

*大福は泡と消えたり炎天に休みの札の無情に下がる

     黒猫アビ

 ・半年も自粛してたら神経が
  おかしくなるワ 外に出ないと

 ・長雨のあとは猛暑と厳しさが
  夏さえ越せばなんとかなるさ

 ・コロナより熱中症のがいま怖い
  外に出る気もうせる夏なる

           ギボウシ

葉は外に花は家側あさがおの角度見定め咲き萎れゆく

・あさがおの双葉三寸 水やりを止めて彼岸の雨に委ねる

(長梅雨と酷暑のせいなのか、今年は朝顔の種の大半が1ヶ月余り遅れて発芽しました。葉を伸ばす勢いはなく、このまま花をつけることなく終わるかも知れません・・)

         わすれんぼ

「入道雲」昔懐かしいその響き
牧歌的なるあの頃の夏

雨の音ひたすら続く雨の音
土は湿りてずっしり重い

羽音たて旋回しつつ熟れトマト
狙いて来たる黄金虫獲る

美しき奄美の海のファンタジー
ほしぞらふぐのミステリサークル

愛らしき小さなフグは懸命に
泳いで砂に模様を描く

懐かしき華氏体温計つこぅてみる
遥かに思う亜米利加のこと

これからの人生の扉閉めて去る
俳優の死の衝撃の波

思い切り生きて亡くなる人がいて
生きられなくて逝く人もおり

     honyanko

耳先の和毛で風を確かめて今朝の避暑地を猫は定めり

蝉は皆同じ顔かの問いかけに正しき答え知らぬを恥じる

          玉兎と茜馬

舌先にかそけく甘きそれのみの君ならなくに 君ならなくを

         天上の青(ラピスラズリ)

ネジ巻かれ 慰霊碑の前 黙祷し
再び箱の 暗闇の中

三体が 別々にいる 箱の中
次の出番まで 漆黒の闇

          KUON

・炎天下杖つくわれの影短しスタバに着きなばドデカのアレを

・ブラバンの音も歓声も無きままに甲子園球場ぢりぢり灼かるる

・大きい蝉小さい蝉たち無造作に転がってゐる 集めやれざり

・かの朝に初めて鳴きしは何処にやこの夏の記憶とどめをきたし

・コメダにて夫のリハビリ済むまでを待てり阪神はもう捨てやうか

・おなかいっぱいしゃぶしゃぶを食べて帰り来ぬ怠惰なる夏もよかれ まことに

・痺れたる右半身を取り戻したくて一夏を眠り続けし

・目覚むれば海が見ゆる夏の寡黙なる海がいつでも見てゐて呉るる

・夕顔の咲けるさまにもほどけゆく己と思ふ眠りは癒し
・・・
・一日中閉めしままなる十階の部屋の風鈴ときどき鳴らす

・吾が選りて求めし風鈴みちのくの旅の記憶のここに凝りゐる

・旅をせず服も買はざりし古稀の夏癒え来てわれは明日が眩しい  

          パール

☆静かなる夏空の下(もと)甲子園春の球児が投げ打ち走る

☆幼子の「ぷうゆ(プール)」とはしゃぐ声聞こえそっと顔出し手をふってみる
   
    <お隣のお子さん>

☆咳ひとつマスクしてても人の目が鋭く刺さる通勤電車

☆疲労だけ誰(た)が為のもの盆まつり「義」の人たちの煩わしさよ

☆才無くば命在りしか若者が生終わらせし長梅雨の日に

☆涼やかな瞳の奥に闇隠し春駆け夏に逝きしあなたよ

     <三浦春馬さん。ダンスが素敵でした>

★締まり無き黒とグレーがのそのそと御霊穢すな終われよれーわ  

          天上の青(ラピスラズリ)

   追加させて頂きます。
   あまりの酷暑の連続の中で。


油照り 陽炎燃える 真昼どき
蝉時雨さえ 静寂のなか

          まめはな

・汗拭いたハンカチ洗って干している先から乾いていく夏の午后

・病む父にあたりし幼き日の悔いの今病みつきし我が身を責むる

・大学など行くな嫁行け自転車屋のおばさん我に何度も言えり

・会いに来て会えないままに青森の山を降り来て列車に乗れり

・親が娘(こ)を並べ数えてひふみよい今日はどの娘(こ)を連れて行こうか

        (皇室)

     アルジェリマン

両腕の時計すべて動かぬも誇らしげなるソ連兵憎し

ネジ巻くも知らぬ野蛮の者どもの捕虜となりしを 祖父悔しがる

シベリアの鉄路支える枕木はわれらが祖父の苦難の証(あかし)

過酷なるビロビジャンの一年半 舞鶴に立つ祖父四十歳

(ビロビジャンはハバロフスクの200キロ西。
昭和18年7月に出征し、22年2月に帰還した祖父の思い出。)


爆音は遠くのどかに聞こえたり 玉音聞いて帰る暑い日

      (当時15歳、旧制中学生だった父の思い出)

         かりそめ

     〈追憶、そして今〉

*真夜中の二階の窓を忍び出づ藁塚に寝ね星に逢はむと

*あのころの夜空は黒く澄みをりぬ十五の我は身をもてあまし

*思へらく生きるに必死でありしかな星の光に耳澄ませつつ

*ある時は姉の窓へと帰還せり 気強き姉が悲鳴上げたり

*ズック靴寝台下に隠しつつ心踊るも寂しくもあり

*死にたしと思ふ理由はなかりしを 若さが重き枷でありしか

*同窓の美少女ひとり命絶つベストセラーになりたる日記

*希望者の尾瀬に遊びし一群れに上級生の彼のひとのをり

*親による日記の上梓諾へずつひに読まずに今に至れり

*暑き日は深夜にごみを出しにゆく星見上ぐるはこんな時のみ

*人の世のありさまもつと見てゐたし残り時間のなんと愛しき

   (生きても100歳ですから)

*野良猫の眼を合はせても逃げはせで右前肢に力を入るる

*逃げざるか逃げるべきかを迷ひつつ人恋ひしさの募る猫の目

     〈噂を聞いてファミリーマートに走る〉

*おまけとてカップラーメン二個買つてひよこの柄のエコバッグ得し

        KUON

・十階の窓の内らに吾が唄ふ「精霊流し」盆まひるまを

・思ひ出づる顔のいづれも笑みをりてお盆の午後のゆるゆると過ぐ

          おおやま よしの

ちさき日の ナツ何処へやら 我は今
熱帯地方の 日本に住まう

人間は くっつかないでは 育ちません
コロナ怖れず 愛ぐめ子どもを

十年の アカ掻き落とす 書斎から
捨てがたき書類(かみ) うず高く積む

あのひとが 天皇陛下に なったのねぇ
一年たっても 慣れない絵ズラ

美しき 言葉満ちたる 御頭(おんつむり)
夏霞かけ ときに寝(い)ねませ

         白萩

さまざまに鳥鳴き交わしやがて空明るくなりて今日がはじまる

       (明け方の授乳中に)

潮の香の濃さ増す夏の夕べかな ふるさとの海を吾子と見に行く

抱き上げた子を右肩に乗せおれば微かな息を右耳で聞く

保冷剤背負わせ(しょわせ)冷感シート掛け完全武装のベビーカーを押す

うつくしき人は天馬となりて逝く 円熟のさま見まくほりしを

    (三浦春馬さん追悼)

     アルジェリマン

三日月と金星並ぶ夜明け前 夜気残る時明け初める空

金星の強き光は三日月の闇を照らして正体曝す

とりどりのマスク姿が行き交える都を見下ろす大文字の山

望遠のレンズで映す人々の白熱の街 陽炎揺れる

         おてもやん

○おやつ時庭のビニールプールではおもちゃのアヒルぽつりと浮かぶ



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今も夢見る
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