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九月のべんきょう  Ⅲ


間があいてしまいました。右腕、右手の調子がよろしくなく・・・ワタシ右利きのヒトなのですよ・・・このようなことになっています。自分のからだが自由にならない。こういうこともある。と、海の上に浮かぶ白雲にまぶしく思いを馳せる、なあんて、詩人にもなれるわ・・・ア痛た、どこかから何か飛んで来て、うう、痛かったです。調子に乗ってごめんなさいよ~。

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     かりそめ

2度めになります。よろしくお願いいたします。

*隅田川水がすなはち命とて怖くはないかかくまで抱へ

*大川の遊覧船のはかなさは笹舟のやう人々乗せて

*花のあと並びて影を見下ろせしスカイツリーはあなたの墓標

(ドキッとしました。理屈でなく、ドキッとした。丁寧には書いてあるのですよ、花のあと、とか。そういうのでなく。

*押すひとも押さるるひとも歌ひつつ車椅子行く長堤の秋

(前のうたとうってかわって。このうたの「よさ」は「長堤」です。もっといえば「長」。この一文字がたくさんのことを物語っています。

*枯れすすき風来るたびに歌ひをりしなやかなりしころの輝き

*門柱に木の葉溜まれる朝(あした)には足りない愛を飯にて補ふ

(「足りない愛を飯にて補う」。ううう・・・。

*地下鉄とホームの扉ひらく誤差そのわづかさに募る苛立ち

*地下街のなべての店の鎖しをり月のかはりに剝き出しの梁

*啄木の間借りせし家いまもなほ地道に床屋営みてをり

(そうなんだ、地道に家業を営んでおられるんだ。わがままで浪費家で、親も妻子も幸せにしてやれなかった天才歌人に、ひととき屋根を貸して、多少のものを「見た」であろう家主さんの一家は、平凡に非凡に。うたを読んだあと、すこし物思いにふけりました。

     honyanko

⋆ コンクリの床に転がる蝉見つけ指にとまらせ空へと放つ

(この蝉はまだ、指にとまらせてもらえるくらい、いのちがのこっていたのですね。そして空へ放ってもらって。いずれ短い生にせよ、よかったなあ、蝉。よかった。

⋆ 洗濯を干す手を止めて見上げれば秋の初めの行合の空

(秋のうたを一首、と乞われたような端正なうた。「行合の空」、そう、行合の空。秋の。

⋆ おだやかと人に言われる我なれど心の中にナイフを隠す

(おっしゃるとおり、穏やかそのもののお方にお見受けできるのでしょう。それはホントなんでしょう。でもね。でもさ。だからさ。むなうち深いあたりに、ナイフの一本くらい、しら~ん顔してひんやりと秘めているくらい、あったりまえの話。



    少ししか進めず申し訳ないです。



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今も夢見る
Posted by今も夢見る

Comments 1

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honyanko

KUONさま、ご自分がお辛い時にも、丁寧に見ていただきありがとうございます。でも、本当に厚かましいのですが、お言葉をいただけるとありがたくうれしいわがままものです。
もっと皆さんの歌を読み、自分も素直に励みたいと思います。
KUONさま、皆様、少しでもおだやかな時になりますように、よろしくお願いいたします。

2020/10/06 (Tue) 08:41

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