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10月のべんきょう Ⅰ


10月も、みなさま、ありがとうございました。

ゆっくりと読ませていただいてます。ずいぶん寒くなってきましたが、ぬくいです私、お腹もココロも。

     KUON

・秋の陽をおなかに貯めてさくらねこ駐輪場に大の字にをる

(このおでぶの地域猫の、のんびりした幸せそうな姿を、見るのが楽しみで。うた、おなかに「貯めて」は「溜めて」の文字がふさわしいでしょう。後で気づきました。

     かりそめ

*人体に関節いくつそなはるや秋の雨だれ絶え間なくつづく

(初めて読んだ時、あら、膝か足首か、どこか痛いところがおありかしら、と。身もフタもない感想を抱いてしまいまして。ごめんなさい、でしたね。絶え間ない秋の雨だれのなかにいて、気持ちが、ふっと浮遊されたのかな。こういうことは、感じることがすべてで。

*雨のなか烏が六羽飛んでゆく常より低く鳴きかはしつつ

(ここは「六羽」であることは、作者にはたいせつ?なこと、読者にはいまひとつ・・な気がしました。丁寧、丹念、なことは、大切なことではあります。

*百円のビニール傘を雨滑るその素早さに見蕩れてをりぬ

     まめはな

・神様のしつけた糸をほどくように月下美人は開いていけり

(小さなことですが、この「いけり」は「ゆけり」とされてはいかがかと。

・太陽に焼かれし腕(かいな)差し伸べて夕(ゆうべ)の海はわたしを抱く

(前月の話を蒸し返すようですが、こーゆー時に、しゃらっと、夕べの「海」でなく「君」とか、書いてしまわれればいいのです。その方がわかりやすい。

・銀色のバケツに魚詰め込んでペンギン舎まで飼育員歩む

(この通りなのでしょうが、バケツに「詰め込まれて」の魚が、哀れ。この通りだとは思いますけれど。飼育員の「かわいい」は、つまりペンギンなのですものね。そういう風に考えれば、この「詰め込んで」は、とても生きますね。考えすぎか・・・。

・清潔な檻に心を捕らわれてそれからずっと手を洗いおり

・ひんやりと風に包まれ秋の夜は掌(てのひら)で腹温(ぬく)めて眠る


    今夜はここまでとさせていただきます。また明日。



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今も夢見る
Posted by今も夢見る

Comments 2

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かりそめ

KUONさま
さっそくのお勉強ありがとうございます。
先生の鋭い目はさすがです。
たしかに六羽でしたが、埋め草にちかい語句です。
以下にしてみましたが、いかがでしょうか?


*雨のなか烏の群れのよぎりゆく 常より低く鳴きかはしつつ

2020/10/20 (Tue) 22:15

まめはな

KUONさま

添削をありがとうございます。

一首目、
・神様のしつけた糸をほどくように月下美人は開いてゆけり
でお願いいたします。

二首目、海水浴のことを詠んだのです。太陽に温められた夕方の海で泳いだ、という意味です。わたしはカナヅチですので、空想です。

三首目、確かに魚の身になってみれば…。新たな視点をありがとうございます。
・銀色のバケツに魚あふれさせペンギン舎まで飼育員歩む
ではいかがでしょうか。

2020/10/21 (Wed) 15:01

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