10月のおべんきょう Ⅱ
〇どうしたらいいか考えましたが、その日、新しい記事を書く前に、前日の「おべんきょ」について触れさせて頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
・かりそめ さん:「六羽の」を除かれ、後半の「いつもより低く飛んでいる」烏たちの姿が、くっきりと見えるようになりました。どこに視点を置くか、は、カメラマンさんがたも気にされるところだと思います。
私がお礼を申し上げたいくらい、一首が引き締まりました。
・まめはな さん:カナヅチでもトンカチでもいいのです、空想でもいい、ただ、ロマンティックな歌の世界に、??疑問符のつくのは勿体ない、ではないですか。太陽に焼かれた腕は、「海」のものですかな。うたの前半と後半に違和感あり、で、あのようなことを申し上げました。
ペンギンの飼育員さんが、バケツに魚を「つめこまない」で、適格な言葉に言い換えて下さったことで、こうなってよかった、の感に満たされています。
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おおやまよしの
後(のち)の月 近づけばそれ 本棚の
『野菊の墓』が 我れさし招く
(日本人は、月のめぐりにも様々な気持ちを見つけて。託して。ここに出てくるのが「野菊の墓」と。
車ではねまわってちょこちょこっと不倫(?)するオトコ、情けない。恥ずかしい。不倫なんてモノでもないですよね、オムツしとけ、と言いたい、あら言ってしまいました。失礼。
「それ」が効いていますね。
サザンカの つぼみ数える 夕暮れは
日ごとに早く 深く冷えゆく
(「早く」の後に「深く」と重ねられて、〇、です。
可憐なる この花の名は クジャクソウ
霜の星とも 言うと読みたり
(花の名にも、いろんな思いが感じられます。
オレンジの マリーゴールドの 首輪する
犬がいるらし ネパールの祭
(異国の祭りらしいカラフルさ。
ダメよダメ しゃべったらすぐ ばれちゃうの
民を心配 してないことが
〈笑)。いやいや、しゃべらなくても・・・。ご夫婦して、ああなんだ・・。脱力し過ぎて、なんとも・・・。
honyanko
・ハナミズキ赤き実集めておさなごは砂のケーキに静かにのせる
(幼い女の子は、真剣に息を整えて、赤い実を「ケーキ」に乗せたのでしょうね。「静かに」が、きちんと生きています。
・町からの誕生祝う金木犀各戸で育ち甘き香放つ
私が住むお隣の市、座間市では少し前まで赤ちゃんが生まれたお祝いに希望者には市の木の金木犀の苗木のプレゼントがありました。そのため、金木犀の時期になると、座間市の住宅街は甘い香りが色々なお家から香り、散歩が楽しいです。
(素敵なプレゼントですね。
黒猫アビ
・トンボ飛ぶ秋風吹かれ遊ぶよう
どこへいくのか目で追いかける
アビさん、過酷な春から夏、なんとか生き延びられたことと思います。私はいくらかマシです、おかげさまで。
おうた。
「トンボ飛ぶ秋風に吹かれひょろひょろと
どこへ行くかと目にて追うなり」
ちょいと堅苦しくなってしまいましたか。しんどくて、うたはちょっと、なのかなあ、と、案じつつ。少し体力が戻ったら、また、詠んで下さいね。ぜったいね。
ギボウシ
・半袖は いよいよ寒い 神無月 三葉の先に朝顔の咲く
(今月はもう無理かと思いましたが、なんとか一首できました。
我が家の朝顔、超小ぶりながら意外にしぶとく、細く長く、まだまだ咲き続けてくれそうです。ご指導の程、よろしくお願い致します。)
(今年は「秋」も簡素化されてしまったようで。チビっとしか、来てくれはりませなんだ。なんという気候になってるのかい。
お庭のことも細かく見ておられる。超こぶりの、意外にしぶとく、細く長くまだまだ咲き続けてくれそうだという朝顔さん、がんばれ。
今夜はここまでとさせていただきます。