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霜月のおべんきょう Ⅰ


おはようございます。言い訳は後に、今月の、おうたの鑑賞に入ります。
入るのがいちにち遅れたので、言い訳が必要なのでございます。実は・・と、それは、後で、ですってば。  
・・・失礼いたしました。実は昨日、夕食後から今朝の朝食時まで、ほぼ12時間、眠りの中にひたっていて・・・すみませんでした。

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     アルジェリマン

  今月もよろしくお願いします。

切り詰めたハイビスカスにまたつぼみ四十雀鳴き窓越しに聞く

(ハイビスカスって、そんな強い(?)花なのですね。
「四十雀鳴き」、とあるここは、ふつう「鳴くを」と詠みそうな。「鳴き」とされているので、視点が一歩、二歩引いて、花の蕾や鳥の声が、客観的な印象になっております。日本語の一文字とは、不思議なものです。


午後の陽を浴びて黒犬すやすやと蝶の飛ぶ影映る庭先

(飼い主さんの全き庇護のもと、つやっつやの黒犬クンは、すやすやと安眠のなか。いいお天気で。今年は無茶苦茶な年だったように思いますが、こんな静かな晩秋を迎えることができた。

樫の木を確かめるごと寄り集うアシナガバチの翅(はね)透けて見ゆ

秋の蜂明日の冷え込み知らぬげに午後の陽浴びて生きているなり

(アシナガバチは怖いけど。確かにコワい。でも今は、明日の冷え込みも知らず。午後の明るい陽光を甘受して、生きている。生きている。

黒塀に赤い実映えて艶姿うろこ雲満ち明日は雨なり

(何か(「粋」「を連想。平凡でしょうが。

うろこ雲寄せて固まり秋空を覆いつくして夜は始まる

(ラストの「夜は始まる」の納め方がいいと思います。

夕暮れにバイオリンの音洩れ聞こゆ飛ぶか飛ばぬか屋根の烏は

枯れ田よりひょいと飛び出す小さき猫見合う一瞬黒犬の負け

((笑)。黒犬クンは「お坊ちゃま」だからなのか。「優しい」からですよね、飼い主さん。デリケイト、なの。

藁の散る稲の切り株続く田にあの稲小積みあればいいのに


  【肥前佐賀、幼き日の思い出】

稲小積み並ぶ田んぼにカチガラス長崎行きの汽車が近づく

(田んぼに、カラスに、汽車。これだけの材料を拝して、情景が、しかと見えます。

稲小積みもたれてよける北風にかざしてかじるパラソルチョコを

(パラソルチョコとは懐かしい。北風、ですから、チョコも齧られるくらい、冷えて固まっているのですね。

     白萩   

     霜月のうた

夜四つにステーキを焼くにおいせり 階下の住人いかなる人か

(読んで、改めて「夜四つ}を調べてみました。」晩ご飯の時間、ではないですよね。ステーキのにおい、ですしね。「いかなる人か」と、つい、思って‥想ってしまいます、私も思った。匂いはよく「上がる」のですよね。
今の時間ですと、夜四つは午後十時。すでにお腹、すいております、罪な匂いです(でしょう?)。


芸をする眼を赤くした海獣ら 飼われるというかなしみ見たり

(センチになっては ムムム。こういうの弱いです、自分は喜んでパチパチ、しながらね。

山奥へ分け入るほどに紅葉(もみじ)する霜月はじめドライブの道

「お母さん似ね」と言われて子を見れば鏡で見るよな表情(かお)をしており

(白萩さんの「お子うた」は、愛情たっぷりでいつつ、溺れるような自愛、感傷の匂いが遠いところと読ませてもらっています。ものすごく愛情たっぷりなのに、きちんと冷静な目があり、溺れておられない。

この秋は帽子でおしゃれさせようか 今日は林檎の帽子でキメよう
                       (母はスタイリスト)

(いいですね~~。スタイリストさんのお子さん、めっちゃお洒落で楽しんで下さあい。

モタモタと笏を収める旦那ハン 頭フリフリもの言う嫁ハン
                       (れーわ天丼夫婦) 

(いやもう これは 眞實 事実 以下どうしよう。


秋うらら 御声の深き響きありて日嗣の皇子は立ちたまひけり
(皇太弟殿下)

宝冠の金剛石にもいやまして耀ふあてなる人の御姿
(皇太弟妃殿下)



君が父になりはじめての誕生日 ベビーカー押しケーキ買いに行く

             (夫の誕生日に)

(そのお子の「父」の誕生した日で。おとうたま、おめでとう。ぼくたち家族だよね、ずうっと家族なんだよね。

訪れしはじめは涼しき秋なれど別れのいまはかくも温けり



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今も夢見る
Posted by今も夢見る

Comments 2

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白萩

KUONさま うたへのコメントをありがとう存じます。締め切り直前に駆け込んだ追加二首もまたよろしくお願い致します。

「我が子専属スタイリスト」(あくまで自称)として子供服を楽しんでおります。しかしながら冬も間近というのに妙にあたたかさが続いており、着せるものにも頭を悩ませる日々です。異常気象は一体何から来ているのやらと少々恐ろしくもあります。
祭祀を真面目にやっていないであろう某天丼夫婦と、皇嗣家の一の姫宮にも触れたい思いはございますが、それはそれに相応しい記事へのコメントで。

来月はいよいよ師走ですね。今年のうた皆勤を目指してまた少しずつ詠んで参りたいと存じます。

2020/11/20 (Fri) 12:43

アルジェリマン

ありがとうございました。

KUONさま、ありがとうございました。

実は、「黒塀に赤い実映えて艶姿うろこ雲満ち明日は雨なり」の歌は、
最初、「黒塀に紅葉赤い実粋に映えうろこ雲満ち明日は雨なり」でした。

おっしゃるとおり、「粋」が第一印象の光景でした。
しかし、「映え」か「映ゆ」で迷い、
「映ゆ」は文法的に正しいのだろうかと迷い、
提出の「艶姿」に変えたのでした。

どうすればよかったのか、今も迷っています。

2020/11/20 (Fri) 17:55

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