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霜月のおべんきょう Ⅲ



続けて行きます。少ししか行けないかも。今月は総数も多くないので、自分のうたについても、書かせていただきたいです。

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     黒猫アビ

  11月のおうた

 ・痛みとの我慢くらべの日が続く
  老いたせいだとわかるがつらく

(歯が痛いと。どこが痛くても辛いけど、歯の痛みはコタえますね。ワタシ、ここ数年は歯痛と縁遠くなっておりますが、時節柄、健診にも縁遠く。せっせと通って,早く楽にしてもらって下さいね。

 ・老い認め誰もが通る道なれど
  自分らしさを生きればいいと

そうですね。

 ・ご飯好き土鍋でご飯炊くという
  息子の嫁がなぜか愛しく

(すてきですね。土鍋で炊くご飯は、冷めても美味しい気がします。息子さんに美味しいごはんを炊いてくれるお嫁さん「なぜか愛しく」は、気持ちそのまんまと思います。

 ・孫と読む「鬼滅の刃」大人買い
  二人で語るいちおし楽し

(おほほ、ばーちゃんに任せなさい、とばかり、大人買い? 。お孫さん、嬉しかったでしょう。好きな本、積み上げて、二人で語る「いちおし」が楽しいと。それもすべて、おばあちゃんの思い出になります。ご一緒に楽しんで下さいね。

 ・あたたかな人の心にふれたとき
  我の心もあたたかくなり

〈球速162キロくらいの直球の一首。そのとおりですよね。最後「あたたかくなり」このままでも十分ですが、もしかして「なる」と納めるやり方もあります。

  今月は、突然の歯の痛みで苦手な歯科通いしております。
  息子のお嫁さん、こんな時期で会えないのですが、心がやさしく可愛いです。


     KUON

・ポケットに封切りしままのひと箱の煙草を遺し父は逝きたり

・背負はれて着きし深夜の病室のただ白かりしそれのみの記憶

・裏庭に焚き木を割りてをりたるをその三日後にみまかりし父

・肥大せし脾臓の爆ぜて四十一歳五つのわれを置きて死にしよ

・父の葬りをよくは覚えず遠くより泣きゐる母を見送りしのみ

・ひとの手を転々として泣かざりきわれが求むる父をらざりて

・久に行きし幼稚園の先生われを抱きて髪撫でくれぬ温きもろ手に

・十一月十六日さういへば記憶はるけき父の命日 


  五歳で死別した父。おぼろげな記憶の中で、死の少し前(どれくらい少しか不明)、家の中で飼っていた犬が、ある日目覚めたら死んでいたことがあって。「ルル」という名の、雑種だったと思います。
やなぎごうりの中で、ぱたんと倒れて冷たくなっていた(らしいです、触れさせてもらえなかった)。鼻の先がやなぎごうりの内側に押し付けられて、ぎちぎちだったのではないのに、鼻が潰れたみたいで(五つの私は)かわいそうでならず、でも、何かを言ってはいけない気がしていて、黙っていました。
その日、父は、仕事に行くのを止めにして、庭にあった無花果の樹の根元を掘り起こして、こおりから出して布に包んだルルを、穴の奥深くに埋めたのでした。
すべてが明るい記憶でなく、後で母や、まだ一緒に家にいた次姉の話を聞いたのみです。ルルを葬る間中,父は、ぶつぶつと何やら呟いていたそうで。
「代わりに逝ってくれたんか、
すまんなあすまんなあ
ルル、赦してくれよなあ。」
みたいなことを。。
母の云うによれば「父ちゃんは外で酒ばっかり呑んどらした。ええかげんに減らさなかん、て、ニッセキのタジマ先生の話も聞きゃあせんかった、このごろ体がおかしいて、自分でわかっとらしたんだわ、そんで、あんな、ルルが身代わりになってくれた言って、ルルにお礼言っとらしたんだわ」。
何がどうだったのか、詳しくは知りようも無い、私には。父と別れて六年後には私は、母とも離れて,養父の家に引き取られたのだったから。母とはそれまで、共に暮らして、まともな話を聞いたり懐かしんだりの覚えが無い。母も大変だった。姉たちともバラバラになった。父を亡くして私は、家庭というものを根こそぎ失った。
ただ、父がルルを庭の隅に葬ったことは、かすかながら記憶にある。自分の体の異変に気付いていたのか。飼い犬が急死して、そんなことも、父には「救い」ででもあったのか。の(そういう言い伝えがあるそうで)。
聞いた話によれば、ルルの死の前か、後か、私を自転車に乗せて、汽車ポッポを見に連れて行くと。ソフト帽をかぶり、革靴を履いた姿で。私にも皮の靴を履かせて。

   汽車ぽっぽをわれに見せむと遠出せし父よほどなく病みて死にたり

私を可愛がってくれたらしい。でも、早く、死んでしまった。


・・・申し訳ないことです。私事を、長々と書くつもりは無かったのでした。肝心のことが今夜はできず、すまないと思っています。明日はちゃんと書きます。

この頃、朝、舅と父と母の写真に「おはようございます」を言うのです。するとなんだか、妙な気持ちになって。

もう少し、いろんなことをしたかったなあ、とか。なにせ色々。

ファンの方々には先にお詫びしておきます。ホントのことなんです。一度だけ書かせて下さい。

姉も叔母も、皆が言っていた。おとうさん、ジュリーに似ていた・・・。



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今も夢見る
Posted by今も夢見る

Comments 1

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黒猫アビ

KUON様

今晩は
添削・ご指導ありがとうございます。

 五首目
 ・あたたかな人の心にふれたとき
  我の心もあたたかくなる
 訂正お願いいたします。(「なる」で言い切った方がいいですね)

歯の治療は、週2回ペースで通っておりますが、本当に苦手で疲れます。
今日は脳外科通院日でした。
病院って、行くだけで疲れますね~!

この歳になるまで、たくさんの人との出会い、本物の優しさに救われ生きて
これたと実感し感謝しております。




 

2020/11/24 (Tue) 20:24

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