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返事の中までKUONです。
 神無月のうたのおべんきょ 1
穏やかな日が続いています。

体調もまずまず。明日はあそこへ行ってみようか、など、秋の風にこころ誘われております。近いところに、木造の灯台があるという。

・・今月も、おうたをお寄せいただき、ありがとうございます。ゆっくりと感想やら、お節介やら、つづってまいりたいと思います。

この色が詠草。この色が詠み人さんのメッセージや詞書。この色が詠み人さんのお名前、この色はKUONが書いている部分です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     黒猫アビ

 ・移民増え駅前通りにパトカーが
  待機している街に変わりて

こういうことを知らずにいるので、びっくりです。おうた、最後のところ。「変わりて」でもいいのですが、「変われる」とすると「移民増え」と、すんなりつながるように思います。

 ・駅前に通じる道の別名が
  「イスラム通り」報道で知り

これも「なるほど~」。この一首も、このままでいいのですが「報道で知る」と詠み納めたらそうかな、と。内容も調べも、おうたは大変お上手になっておられます。

    この地に越して12年、昨年あたりから変わってきました
    移民受け入れが本格的になると、このような街が増えるんでしょうねぇ
    移民者同士の争いが多くなってるようです。


正直に書きます、移民して来た、という事実から、現在がすごく満ち足りているとは考えられず。不満が溜れば、と・・・言いたいことが、口元まで来ています。

 ・親だから時には心鬼にして
  接してきた娘(こ)今は自立し

 ・娘(こ)と孫のお世話係をやめてから
  仕事子育てこなす娘(こ)になり

一読、個人的に胸が迫りました。私にもよくわかる、わかり過ぎるおうたです。うたとして独立しておられます。

    昨年は、非正規社員から正社員となり今年は主任になったと
    娘から嬉しい報告が先日ありホットいたしました。(親馬鹿ですが嬉しい)

親ばかとは思いません。一途なお母さんでいられたのだと、敬服します。

 ・夫が言う我のいる場は港だと
  家族が羽をやすめる場だと

よかったです。アビさん。

 ・空みあげ雲の流れを追いかける
  遠きあなたに想いをよせて

 
     アルジェリマン

中秋の名月の下端座して針使う子を祖母が見守る

十五の子 祖母が着せたる黄八丈 端座し見上ぐ中秋の月

満月や 豆名月の運試し 娘端座し薬袋縫う

谷内六郎って。長く「週刊新潮」誌の表紙絵を描いておられた。

あの谷内六郎の絵が、目に浮かびます。清潔な畳や、季節の軸をかけられた床の間。女の子と祖母は、縁側のほん内側に端座して、皓皓たる月光を浴びている・・・。

三首目、「娘端座し」ここを「娘(こ)は端座して」とゆったりされると如何か、など思いますが、もちろんこのままでいです。


   ・・・10月なのに9月の歌です。
   故郷の佐賀には、15歳の娘は中秋の名月の夜、
   月明かりの下で薬袋を縫うという行事があります。
   中秋の名月を豆名月と呼び、この夜が晴れたかどうかが一生の運試し、なのですって。
   その昔、同居していた祖母に言われるがまま、
   黄八丈の着物を着て、縁側で白い袋を縫った記憶があります。
   中秋の名月の頃、いつも思い出すシーンです。


すてきな季節の一場面ですね。こういうことも、消え失せていったことの一つでしょうか。

黄八丈。ううむ。六郎でなく竹久夢二かなあ、この娘さんは・・・。


中秋を過ぎて欠けゆく月眺め虫の音楽しゆるゆる歩く

日本人でよかったですね、虫の音を単なる雑音としてしか聞けない方々もおいでのようで。

枯れたかと見守りし木に青葉あり 若くはないがまだ盛んなり

よく見ておられますね。

白に黒 雲重なりつ青空を覆い始める 稲田波立つ

今年の秋も短いのでしょうか。


     かりそめ

*飼ひ主を見上げゐる犬その目には揺らぐことなき信じる光

本当に、犬の目に宿る「信じる光」。犬や猫、と、ごく普通に云われますけれど、どちらがどうという話でなく、犬と飼い主の間のこういった感じは、特別のものに思われます。

*むつかしき荻とすすきの見分け方猫の手触りすれば荻とふ

*猫飼はぬ我にすすきの手触りも猫の毛並みに思へてしまふ

思わず笑わせていただきました。私にもこれ、わかりませぬ。萩もすすきもいい、傘立てみたいな大きなどしりした器に、投げ入れてみたく思います。
でも、ススキも萩も、わが住まいの範囲に見当たりませず。


*土産なる揚げし蓮の実珍味なり八十歳のベトナム旅行

おお。何と私も最近、ベトナム土産にもらいました、揚げた蓮の実と、蓮のお茶。八十歳の旅行のお土産。すてきなことですね

*駆け足で秋の日暮のやってくる動物園に闇の集へり

「動物園に闇の集へり」このあたりに、俳句を続けて来られた方の「目」を感じます。

*宴あと同道の人徐々に減り最後は我の足音ひとつ

*俯いてけはしき道を登りきて紅葉の山に囲まれてゐる

*有終の高さ飾らず噴水の律儀に五時に止まりたりけり

律儀な噴水。いいおうたやなあ。

*榠樝の実色づく前に落ちにけりされど香りは手のひら染める

そして手のひらに残る。


     まめはな

・秋の日は明るい哀しみ軽やかに流れるバッハ第三楽章

言葉のたのしみ、こういうことに尽きますね。
「明るい哀しみ」、バッハは「第三楽章」。この「軽やか」さは、軽さでなく個性だと思います。

どんどん行って下さい、いいものがあふれ出して来ますよ、きっと。




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 *  分類 : みんなのうた
自動通知機能 : -  *  伝言 : 2  *  記事編集  *  2018年10月17日(Wed) 12時47分
KUON様

今晩は。
ご指導ありがとうございます。

1首目
 ・移民増え駅前通りにパトカーが
  待機している街に変われる
2首目
 ・駅前に通じる道の別名が
  「イスラム通り」報道で知る

訂正よろしくお願いいたします。
見た目でどこの国の人なのか?わからない事がとても不安な気持ちがします。
移民受け入れ、私は反対です。
差別ではなく区別して自分たちの身を守らないと、と思っております。

また、楽しみながらお歌に取り組んでいきます。
ありがとうございました。



2018年10月17日(Wed) 22時54分       編集
KUONさま

今月も、添削、ありがとうございました。

晴れた秋の日の、少し黄みを帯びた光と透明な空気が、哀しみを抱いていても明るい心を思わせて、詠んだお歌です。
それが、バッハのヴァイオリンソナタにも似ている感じがして。

このままでお願い致します。

お手のほうは、その後、如何ですか?
お大事になさってくださいますよう。

ありがとうございました。
2018年10月18日(Thu) 07時11分       編集






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