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2018-10-19 (Fri) 22:16

神無月の「みんなのうた」



今月もおうたをお寄せ下さり、ありがとうございました。月々の楽しみです。


     KUON の詠める

・その犬の名は「バブルガム」きょうだいの中に最も小さく弱き仔

・保護を受けその身ふはふはと育ちたり一番小さく弱きままにも

・駆け回るきょうだいたちの後を行く小さき犬けんめいに後つき走る

・にんげんの手の及ばねば息絶えてをりしかコンテナの埃の陰に

・ノミに覆はれ泡吹きてゐし仔犬いま脚をしっかと草原を駆く。

   「he most beautiful puppies were born under a shipping container and now they need a home.」

・海風の中かぶりつくフランクフルト辛子たっぷりマリンのフェスタ

・ハーバーの芝生広場を転げまわるいとけなき子ら小さき犬たち

・何となくのぞいて歩くフリマにも欲しいもの無し珈琲の欲し

・ここ来ればこの席に座す大ぶりのカップのコーヒー窓の外(と)は海

     追憶

・ベビーカーの孫(こ)に被さりて風を避く信号が次の青になるまで

・パパママの在るを前提と描かれゐる絵本多しと気づきし秋よ

・全身をわれに委ねて眠る孫(こ)はすでに独りの夢の中なる

・世間的野心はすでに持たずなり孫の喃語(なんご)をいつまでも聞く

・父の無き子としなりたり柔らかき爪つませつつああああと言ふ

・何あるもこの児離さじ抱きしめて二人見てゐし十六夜の月

・りくたんと呼べばはあいと手を上げるこの子の幸や呼べば来るべし

・守らねば寝ね難き夜を横たはり目つむり明日へ気力を伸ばす

・護るべき孫に紅葉を示しつつ秋を激しき季節と思ふ

     黒猫アビ の詠める

 ・移民増え駅前通りにパトカーが
  待機している街に変われる

 ・駅前に通じる道の別名が
  「イスラム通り」報道で知る

 ・親だから時には心鬼にして
  接してきた娘(こ)今は自立し

 ・娘(こ)と孫のお世話係をやめてから
  仕事子育てこなす娘(こ)になり

 ・夫が言う我のいる場は港だと
  家族が羽をやすめる場だと

 ・空みあげ雲の流れを追いかける
  遠きあなたに想いをよせて

     アルジェリマン の詠める

中秋の名月の下端座して針使う子を祖母が見守る

十五の子 祖母が着せたる黄八丈 端座し見上ぐ中秋の月

満月や 豆名月の運試し 娘端座し薬袋縫う

中秋を過ぎて欠けゆく月眺め虫の音楽しゆるゆる歩く

枯れたかと見守りし木に青葉あり 若くはないがまだ盛んなり

白に黒 雲重なりつ青空を覆い始める 稲田波立つ

     かりそめ の詠める

*飼ひ主を見上げゐる犬その目には揺らぐことなき信じる光

*むつかしき荻とすすきの見分け方猫の手触りすれば荻とふ

*猫飼はぬ我にすすきの手触りも猫の毛並みに思へてしまふ

*土産なる揚げし蓮の実珍味なり八十歳のベトナム旅行

*駆け足で秋の日暮のやってくる動物園に闇の集へり

*宴あと同道の人徐々に減り最後は我の足音ひとつ

*俯いてけはしき道を登りきて紅葉の山に囲まれてゐる

*有終の高さ飾らず噴水の律儀に五時に止まりたりけり

*榠樝の実色づく前に落ちにけりされど香りは手のひら染める


*秋の日は湖(うみ)の水面に戯れて人形館はちんまりありぬ

*倒木の湖水の底に静もれり佳き枝ぶりは地にありしまま

*開けはなつ宿の窓よりこぼれ出づ掃除機の音おしやべりの声


     まめはな の詠める

・秋の日は明るい哀しみ軽やかに流れるバッハ第三楽章

     おてもやん の詠める

〇八十歳(はちじゅう)の母が夢見た舟に乗り人形たちの踊るを眺む

〇出来たてのはちみつ味のポップコン孫と頬張る夢の国かな

〇ハロウィンは怖くて好かんと言いながらかぼちゃのパイに舌鼓うつ

〇耳付きの帽子を被る二歳児と八十歳が手を取り歩く

     白萩 の詠める

   ハワイ旅行

・純白の花びら 芯は薄紅に ハイビスカスは乙女の風情

・道行けるアメ車も何やらチャーミング 虹を描きたるナンバープレート

・その島は虹の島とふ いずこかに必ず虹の橋立つといふ

・狛犬もレイを掛け居り ワイキキの御社(みやしろ)示す日布融合 (ハワイ出雲大社)

・四日間ただひたすらに眺めたり 南国の色した海と空

・太陽にトーストされし夫(つま)の背へクリームを塗る時間も嬉し

   秋

・秋雨のひと雨ごとに冷え込みて布団恋しき季節となりぬ

・ブラウスか いやニットか 上着は要るか 今朝も悩めりコーディネートに

・義父釣りし紅葉鯛3キロなりて我が家のシンク一杯となる

     温泉郷 の詠める

祝宴の受付に待つぬいぐるみ紋付き袴と白無垢まとい

肉球の家紋を胸にスヌーピー白い草履ですっくと立てり

台風の速度を上げて通りゆく週末のたびはらはら暮らす

屋根おおうブルーシートの増えるなり台風過ぎて日が経つにつれ

     パール の詠める

⭐煌めきは人には永遠(とわ)に思えても
 輝星もいつか終わる日が来る

⭐耳順(じじゅん)近くもうとまだとが鬩ぎ合う
 この先の時間(とき)如何に生くやと

⭐痛みなくシーツも乾き本を読む
 肉じゃがは美味今日は花マル

⭐上冬に心踊らせ降り立ちし
 遠き佳き日のド・ゴール空港

⭐事無きを願いて今日も流れるは
 防災無線唱歌「ふるさと」

⭐まだ残るブルーシートの連なりに
 雨粒おちて空を睨みぬ


★テロもあり天変地異は数知れず
 八百万の神平成認めず

★これからも体調の波の不文律
 こーごーだもの利用するわよ <次代のM>

     ひらりんこ の詠める

わたしより 長生きしてねと頼んだら
きみの次の日 死ぬと言うひと

     たまき の詠める

よみがえる
秋には秋の風景が
黄金の波と
父とコンバイン

神さまが
時々くれるご褒美は
生きているから
糾える縄

     わすれんぼ  の詠める

体調の優れぬままに思い入る 人任せせぬ生きようの是非

今日もまた古家の故障直しけり 器用貧乏やすむ間もなく

世の変化あまりに速く激しくて ついてゆかむと思う気もせず


デュランタの柔らかき緑潮浴びて 無残に枯れぬ嵐の明日に

秋の夜にすだく虫の音聞こえない 何やらさびしため息の出て

ただでさえ寂しき秋の夜更けには コオロギがただひとり鳴きおり

群れ咲ける花にあこがれおりし日々 花殻始末思い及ばず

芋虫の草色のその美しさ 捕えむとしてまた戻したり

苗木より芋虫さんのお引越し 親木は葉っぱ山ほどにあり


遠吠えに犬の個性のにじみ出て それぞれの声愛らしきかな

犬たちは縁ありて家に来たものか 家族にどこか似ている不思議



ぼんぼんはまた読み違えセイゴ(背後)とな 学ばず知らず恥じず畏れず

後継が育たぬように雑魚集め あへ一強へ最強内閣

権力の操縦だけは超一流 世襲三世悪事を知悉す

4島が帰らぬ理由隠しおりファーストネーム呼んでごまかす


また来月、お会いしましょう。お風邪を召さず、骨など折らずに。ね。



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最終更新日 : 2018-10-21

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